2010年12月30日木曜日

十選全てをブログした連載は長澤氏のが初めてだ | はてなの芸術十選 10 アートディレクター 長澤章生 - 日経

日経10.12.28朝
この作品は見ての通り、原稿用紙に言葉が書いてあるのみ。・・・「『神』を棄てて消滅しよう」・・・コンセプチュアル・アート・・・芸術作品は何らかのモノを作って提示されるだけでなく、概念だけでも成立・・・この作品はFaxで鑑賞者にダイレクトに届けられた・・・メールやツイッターでの芸術も可能だろう・・・印象派の絵画だって、発表当時は超最先端芸術・・・芸術もその最先端は、それを理解する人は限られる・・・前衛はいつしか普遍化され、古典となっていくのである。・・・

松澤宥「最後の旅」日経記事より
きっと寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」の影響があるのだと思うけれど、「地球を棄てて宇宙へ出よう」とか「『神』を棄てて消滅しよう」とは、ことばはかなりキケンな感じだ。

ただ、ことばそのものはこの際大した問題ではないのだろう。

一番の問題は「芸術とは・・・なんだぁ~!!!」ということなのだろうと思う。

作者が2003年にはFaxでオーディエンスに送ったということは、きっと今ならTwitterやFacebookで送っただろうと考えると、ツイートそのものが芸術になるかもしれないということであり、芸術とは発信することそのもの?もしくは生きることそのもの?・・・

そんなワケわからん考えが沸き起こってくる。

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これでこの連載は終わりだ。長澤氏の連載は全て興味深かった。

これまでも「~の十選」という連載は日経の朝刊の一番後ろに色々な人が書いていて、自分も何名かの人々の連載に惹かれてブログを書いてきた。

琴線探査: 少女雑誌の衝撃十選 弥生美術館学芸員 内田静枝

琴線探査: ミュシャが切手までもデザインしていたとは。しかも無償。 | 知られざる切手アート 十選 2 切手の博物館学芸員 田辺 龍太 - 日経

琴線探査: だましの名画 十選 4 中央大学教授 山口真美 ラスコーの壁画(部分)

琴線探査: 影のポエジー十選 8 アーティスト 田名綱 敬一  ピカソ「ゲルニカ」

琴線探査: バカボンのパパ的「刷毛廻し」描法はすでに鎌倉時代にあったのか | アニメのふるさと 絵巻 十選 3 羽衣国際大学教授 安東民兒

琴線探査: ユーモアという理性を大切に。そして単純明快を旨とせよ。 | エコ&ピース 十選 5 カーリ・ピッポ「地球の日」 グラフィックデザイナー U・Gサトー - 日経


ただ、十選全てをブログした連載はこれが初めてだ。

自分は芸術家ではないし志望でもない。しかし、ここまで惹かれるということは、自分の琴線の何かが深く共鳴しているということなのだろう。それが一体何なのか、よくよく考えるべきだ。

琴線探査: 「他人になることで見えてくる自分」か。 | はてなの芸術十選 1 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 「自己の表現性を否定する」という自己表現 | はてなの芸術十選 2 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 「額縁の中にあるから芸術なのではない」その通りだと思う | はてなの芸術十選 3 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 「写真とは真を写すものではまったくない」そして「アレ・ブレ・ボケ」 | はてなの芸術十選 4 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: どうやら自分という人間は「Art in You」なるものを解さないらしい | はてなの芸術十選 5 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 「見ようとする意識、何かを探すまなざしで、今まで見えていなかったものが見えてくる」 | はてなの芸術十選 6 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 「写真はある一瞬の光と時間の化石なのである」。自分が受けたショックは「写真の力」そのものだったのだ | はてなの芸術十選 7 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 抽象画はただ素直に「好きか嫌いか」で見ればよいという考え方 | はてなの芸術十選 8 アートディレクター 長澤章生 - 日経

琴線探査: 「やってることは何でもいいけど、オマエ、自分のやってることに命賭けてるか?」と問い詰められてる気がする | はてなの芸術十選 9 アートディレクター 長澤章生 - 日経