少女雑誌の衝撃十選 弥生美術館学芸員 内田静枝

日経09.11.03朝

・・・ティーン雑誌の華・・・戦前の少女雑誌では挿絵画家の描く美少女画・・・すでにカラー写真が発明されていたが,その印刷技術は未熟で,イラストの方が視覚的効果が高かった・・・美少女画はファッション図版しても機能・・・竹久夢二高畠華宵ら・・・彼らは単なる挿絵画家ではなく,ファッションリーダーの役割も・・・極めつきの存在が蕗谷虹児(ふきやこうじ)・・・本場パリのファッションを現地から直接日本の読者に送り届けた・・・虹児が滞在したころのパリはアールデコの最盛期・・・

この頃の画家さんの画は前から素敵だなぁと思っていた。はじめて思ったのは美輪明宏著「ああ正負の法則」の挿絵を見てからだ。

大正ロマンというのだろうか,和洋折衷というのだろうか・・・日本とも西洋とも言えない,でもやはり日本であるというこの感覚。

アールデコの影響もあってか,アルフォンス・ミュシャに通じるところもあり。逆にミュシャは日本画からかなり影響を受けたと見える作風。

日本とフランスの美的感覚はかなり通じるものがあるのではないかと感じる。

この記事を書かれた内田さんがいらっしゃるらしい弥生美術館と併設で竹久夢二美術館もあるらしい。カフェも素敵な雰囲気のようなので,一度行ってみよう。運が良ければ,内田さんの解説が聞けるかもしれない。

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