「最先端発電設備付き超巨大野菜工場」を作ってBC時代からの自然との戦いに終止符を打つというのはどうでしょう? | 植物栽培にLED照明 生育早め省電力 - 日経

日経10.08.13朝
・・・電子部品販売のキーストーンテクノロジー(横浜市、岡崎聖一社長)は植物栽培用の発光ダイオード(LED)照明の開発・販売事業・・・・レタスは2〜3週間の短期間で収穫できる・・・屋外で栽培すれば2ヶ月ぐらいかかる・・・植物の生育の促進には、波長660ナノ・・・前後の赤色の光と、波長470ナノメートル前後の青色の光を当てることが有効・・・生育に役立つ光の波長だけを効率的に照射できるのがLEDの強み・・・事業開始に向けて放送大学で植物生理学を学んだ・・・植物に与える水の一部をLEDの冷却水として使う栽培装置を開発・・・

しかし、レタスが成長するには2ヶ月もかかるのかぁ・・・食べてしまえば一瞬なのに。それだけ成長期間が長いのに、自然との戦いの末、最終的に出荷できるかどうかわからないのだから、農家というのは本当に大変だ。

そのご苦労を考えれば、レタス一玉300円でも安いと言えるだろう。しかし、消費者はできるだけ安くレタスを手に入れたい。特にレタスやキャベツといった基本食材ならなおさらだ。

そこで、キーストーンテクノロジーのこのシステムはきっと役に立つと思う。人類は農業分野でもBC時代から自然と戦ってきたが、まだ勝ちきれていない。21世紀の今の今まで。

しかし、ついにその時がきたのかもしれない。このシステムを超大規模にして「野菜工場」を作るのだ。

室内で作るので天候にも左右されないし、害虫などの被害も考えにくいので農薬もきっと必要ないだろう。しかも素早く、100%の出荷率で安定的に市場に供給できるので値段も安くなるし農家の経営が安定する。

政府は国家戦略として農業と環境分野に重点を置くらしいけど、単なる農家の戸別所得補償はすべてやめて、ここに投資したらどうだろう。

それと同時に野菜工場のエネルギー確保の方法も徹底的に新しいものにする。太陽光発電や風力発電はもちろん、バイオ発電、熱発電、音発電、微生物発電など、まだメジャーでない発電方法にも積極投資して、エネルギー確保も含めた野菜工場のトータルシステムを作る。そして将来的には、そのシステムのノウハウを海外に売る・・・と、夢は広がる。

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自然は強大だ。とても人類がかなう相手ではない。しかし、せめて農業分野だけでも、人類はそろそろ自然に勝つべきだ。いつまでも人類の食料を自然頼み・神頼みでは、なんとも知恵がないじゃないか。ヒトがヒトであることは、知恵があることによるのだから。

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