プチ発電 広く薄く集めよ

日経09.06.07朝
・・・慶応大学発ベンチャーの音力発電(藤沢市)・・・環境技術ベンチャーのハイパードライブ(東京・中央、米村修治社長)は電気を流すと伸縮し、逆に力をかけて伸縮させると発電するゴム状高分子を開発・・・衣服の関節部分に張れば、ジョギング中に携帯電話機や音楽プレーヤーを充電する・・・同社の和気美紀夫副社長は「いわばエネルギーの”地産地消”につながる」・・・自然界にいる微生物に注目し、水田で発電する技術に挑むのは、東京大学の橋本和仁教授・・・橋本教授は「自然界にいる微生物を活用してエネルギーを生み出す新しいシステムになる。田んぼ全体を”第2の太陽電池”にしたい」・・・将来は「エネルギーは広く薄く集めるもの」という意識が当たり前に・・・

音力発電は前から知っていた。床や道路、高速の壁などに圧電素子を仕込むことによって発電するというものだ。

伸縮で発電するゴムはスゴく応用範囲が広そうだ。水着やスパッツのような服にこの素材を仕込んで運動しながらiPhoneを充電できるといいなぁ。自動車のエンジンにこれを仕込んだりして発電してみてはどうだろう。あとイスにも欲しい。自分は座っている時に相当貧乏ゆすりしているので、そのエネルギーを電気に変えられたら面白い。ゴム製のエキスパンダーにこれを仕込めば、トレーニングしながら発電できるかも?

水田全体をエネルギー源にするというアイディアも面白い。発電効率は太陽光発電の100分の1程度のようだが、鉱物資源をあまり使わなそうなので低コストかもしれず、パネルの面積に比べて広い面積をカバーできるので場合によっては太陽光以上に発電できるかもしれない。

水田が多い日本には向いている発電方法かもしれない。お米農家がこのシステムをうまく使えるようにして、蓄電した電気を買い上げる制度をつくれば、農業改革の一助にもなるかもしれない。

現在、原子力発電は重要な発電方法だが相変わらず危険もある。今朝は柏崎原発の放射能漏れが報道された。また核を平和利用するといって核開発の口実にされる場合もあり、安全保障上も問題がある。

もし太陽光や風力、音力、伸縮ゴム、微生物など複数の発電方法を駆使してエネルギーを集められるようになれば、いつか原発に頼らなくてもよくなる日が来るかもしれない。

これは今、米国や日本でも進めているスーパーグリッドのその先のシステム、元気玉グリッドだ。「みんな、オラに元気を分けてくれ!」by 悟空

そうなると元気玉スーパーハイウェイが必要かもしれない。その時には電波で電気を送る例のシステムを水田に置いて、各田んぼから電波で電気を集める。未来の田んぼは、超クールかもしれない。

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