コスパ、コスパ、コスパ。金には代えられない物事の価値というものがあるはず ISS実験棟「きぼう」 運用延長へ問われる成果(産経新聞) - Yahoo!ニュース

ISS実験棟「きぼう」 運用延長へ問われる成果(産経新聞) - Yahoo!ニュース

・・・きぼうの運用経費は年間約400億円・・・鳩山政権は、きぼうの運用延長に慎重な姿勢・・・前原誠司・宇宙開発担当相の私的諮問機関は今年3月の会合で、委員から「これまでの成果を見る限り、撤退が妥当」・・・「費用対効果を明らかにすべきだ」・・・JAXAの上垣内茂樹・宇宙環境利用センター技術領域総括は「きぼうの成果は、日本の有人宇宙開発の今後を左右する。企業や大学などに働き掛けを強め、地道にすそ野を広げていきたい」・・・


コスパ、コスパ、コスパ。事業仕分けの時もそうだった。

長期スパンの研究開発はすぐに投資効果が出ないのは当然だろう。確かに無駄金を使ってはいけないが、コスパを求めるあまり、近視眼的、短絡的に判断するのは間違っている。

「きぼう」を無駄と見るかどうかは、中長期の国家戦略が描けているかどうかにもよるだろう。一方、つい先日、アメリカは火星への有人探査計画を発表した。

琴線探査: SFの話じゃなく、マジの話 | 2030年代火星の旅 有人飛行へ新型宇宙船 - 日経
琴線探査: 今の日本政府は国民に夢を描いて見せることができるだろうか・・・ウラヤマシイ | 火星計画、米再生に必要 日本などと連携を - 日経

もし「きぼう」を本当に無駄と見るのなら、それは中長期の国家戦略が描けていないということではないだろうか。もし描けているにも関わらず無駄と見るなら、日本は宇宙開発を重要ではないと考えているということだろうか。

現政府には「国家戦略局」というのがあったと思うが、はたして国家戦略を描けているか?国民に夢ときぼうを与えることができているか?

@Astro_Naokoさんお疲れ様でした!まだ宇宙にいる@Astro_Soichiさんもきっと気にしていないと思いますが、みなさんの仕事は決して無駄ではありません。

Twitterを通じて普段見ることの出来ない地球の本当の今の姿を見せてくれたり、宇宙での出来事をリアルタイムに知らせてくれることで、多くの人が宇宙を身近に感じるようになったはずです。おかげで自分の宇宙と地球の関係についての意識は変わりました。きっと多くの子どもたちも科学や宇宙に興味を持ったことでしょう。

これを無駄というのだろうか?金には代えられない物事の価値というものがあるはずだ。

コメント

  1. 山崎直子さんや野口聡一さんからのツイートは宇宙への意識をより身近なものにしてくれましたね。毎日ツイートを楽しみにしています。

    ISS実験棟「きぼう」は継続して運営するべきではないでしょうか。宇宙で人間が生活する上で、色々と調べておかなくてはならないことはあると思います。それがお金になるならないは置いておいて。

    民間からの実験依頼が少ないのであれば、広く公募するのもいいかもしれませんね。

    将来、宇宙で人間が生活することがリアリティを帯びたとき、知りたい情報がアメリカやロシアに聞かないと分からないという事態は避けたいですね。

    まさに国家戦略の話ですが、国家戦略局は今どんなお仕事なさっているのでしょう?

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