音楽「カセット」がひそかに復活の兆しだそうだ。人間の価値観が変わってきたんだね。

日経13.08.26夕 音楽カセットひそかに復活 「温かい音質」相次ぐ新作

「今はアナログレコーダーとテープで録音する以外は考えられない」…シンガー・ソングライターの鈴木祥子(48)はそう語る。「理由は生きている音がするから」…
「音楽を手軽な”音源”にしたくない」と力をこめる…
CDの登場で需要は急減…しかし、風向きは変わってきた…
カセット専門音楽レーベル、ダエンを設立…
パソコンのUSB端子に接続すればカセットを再生できるプレーヤーも発売。ダエンは「CDよりも温かみのある音質がいい。こちらがカセット専門と言うと、ミュージシャンも面白がってくれる」と話す。
欧米ではカセットの再評価が鮮明だ…「音楽配信が普及した海外では、モノとして持つなら配信と同じデジタルのCDじゃなく、アナログレコードかカセットという若者が多い。うちに来る若いお客さんもそうなってきた」…
「若いバンドがカセットで出す事例が増えている」…
(大阪・文化担当 多田明)

おもしろい現象が起きてるなぁ。

「モノとして持つなら配信と同じデジタルのCDじゃなく、アナログレコードかカセット」これはよく分かる。

CDはビットのソースでしかない。配信が発達してくるとCDの価値はどんどん下がる。それは当たり前だ。いくらでも複製できるんだから。

一方、レコードやカセットというアトムはそう簡単に複製できない。そのテープ、そのレコードは世界にひとつしか無い。それに加えて音質がいいとなれば、当然価値は上がっていく。

おかしいなw CDはレコードやカセットよりも「音質がいい」ということで出てきたモノじゃなかったかな?w 要するに、人間の価値観が変わってきたんだね。

ただ、鈴木祥子氏のような大物はともかく、これからというアーティストは希少な価値がアナログにあるからといって固執すべきでないと思う。

なぜなら、「簡単に複製できない」ということは、音楽をより多くの人に届けるという意味で「スケールしない」ということだから。

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