「ほぼ日」のビジネスモデルが評価されて「ポーター賞」を受賞

日経12.12.24朝 ITの先端走る「ほぼ日」 「あったらいいな」で高収益
競争戦略論で知られるマイケル・ポーター米ハーバード大教授の名を冠し、事業モデルが独特で稼ぐ力も備えた日本企業を表彰する「ポーター賞」。クレディセゾンなど大企業に混じって今年、社員約50人の東京糸井重里事務所が受賞した。コピーライターの糸井氏を社長に、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」を運営する…サイト訪問者は月111万人。広告は載せず、オリジナル商品のネット通販が主な収入源だ。業績は右肩上がり…類似品より数割から2倍以上高額なものがそろう。糸井氏が言う。「自分が本当に満足できるものなら欲しいと思う人が絶対いる」…この1年、世界が注目したIT(情報技術)ベンチャーはどこか…キックスターター…エッツィー…メイカーボット・インダストリーズ…米国勢3社が示すキーワードは「ポスト大量生産・規格品」と「ネットとリアルの融合」…ほぼ日の経営はビジネスの世界的潮流とぴたり重なる…いずれ個性派創業者が退いても失速しない体制をどう具現化するか。重い課題はあるが、ネット時代の需要創出や組織運営のヒントが多い会社だ。(編集委員 村山恵一)

あの「ほぼ日」が「ポーター賞」を受賞し、そのビジネスモデルが高い評価を受けたらしい。確かに。

2012受賞発表 | Porter Prize

サイトの主な収入源はグッズ販売だそうだ。ビジターが111万人もいれば広告を載せれば少しは稼げるだろうに、広告は無しという・・・そう言われてみれば、確かに、ほぼ日で広告を見たことは無いな。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 目次

糸井さんはコピーライターで広告業界の人だったわけだし、広告の掲載も当然考えただろうけれど、サイトコンテンツに集中してもらいたいとか、広告は嫌いだとか、何らかの確固たるポリシーあってのことなんだろうな。

糸井さんやほぼ日には共感することが多い。特に「ポスト大量生産・規格品」。これは確かにキーワードだと思う。最近だとこのセーターが象徴的なものだろう。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 気仙沼ニッティング

セーターが15万近いのだから、明らかに高いよね(^^); こんなの買う人いるのか?とか、こんなんで儲かるのか?とか思うこともあるけれど、それは余計なお世話らしい。だって売れてるから、実際。業績も右肩上がりだというし。

糸井さんがおっしゃるように、「自分が本当に満足できるものなら欲しいと思う人が絶対いる」んだね。

ただ、こういったことは誰もができるわけじゃないと思う。糸井さんだからできるんじゃないか?と。しかし、そう言っている限り、糸井さんに近づくことはできないだろうなとも思う。

とにかく、何というか、すばらしいよなぁ・・・

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