3.11後は「コタツでミカン食べながらラッパーを夢見る話はもう成立しない」。ならどんな話なら成立する?「サイタマノラッパー」続編「ロードサイドの逃亡者」に期待したい。

日経12.04.13夕 SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
ラップにのせて関東一円、青春地獄めぐりのように展開する、本来の意味でのピカレスク。低予算なのに、非常に規模の大きな、群集シーンの空間を見事に演出しているのにビックリ。入江悠監督。★★★★(宇田川幸洋)

サイタマノラッパーの続編が近く公開されるらしい。

SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者



以前、宇多丸先生が絶賛ということで見てみた。正直、微妙な感じだったが(^^); しかし、それなりの味わいはあるなぁとも感じた。

★4つというのもなかなかの評価だし。

と、ここまでの情報だったら、さらに興味を持ったり、記事を書いたりまではしなかっただろう。なぜ記事を書こうと思ったかというと、この前の日に入江監督のインタビュー記事が載っていたから。


日経12.04.12夕 入江悠さん「サイタマノラッパー」シリーズ監督 混戦状態の今はチャンス
・・・野外ステージのシーン・・・2000人を動員・・・「エキストラにも俳優並みの演技を要求したので、緊張感はすごかった」埼玉県深谷市の実家近くの空き地にセットを組んだ。・・・自主制作で始めたが、撮影中に出資者が次々と手を挙げた・・・「SR」は「最後の映画のつもりで原点を見つめた。語るべき物語がない土地で、何かを語りたいやつらはどうしたらいいのかと」・・・難渋する脚本が一気に書けたのは震災後。「現実がフィクションを超えてしまった」・・・「コタツでミカン食べながらラッパーを夢見る話はもう成立しない」・・・

3.11は物理的な面だけでなく、精神的な面でも日本人に大きな影響を与えているんだなぁと改めて思う。

3.11後は「コタツでミカン食べながらラッパーを夢見る話はもう成立しない」のだという。なら、どんな話なら成立するのか?

SR3にその答えがあるのだろう。期待したい。

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