AIRの採用に迷ったら「安く・速く」か?「最高のUX」か?それが問題だ

ソーシャルゲームのUI開発はAdobe AIR/Flashが主役になるか~「ADC MEETUP 04 Social Gaming」レポート(1/4)- @IT

・・・アドビシステムズ(以下、アドビ)は2月28日、開発者向けイベント「ADC MEETUP Round 04 Social Gaming」を開催・・・間もなくリリース予定のFlash Player 11.2およびAIR 3.2には、モバイル環境でもStage3Dが利用できるようになる・・・AIR 2.6で作っていた段階ではドロップシャドウやぼかし、ベベルなどのフィルタを利用するとパフォーマンスが悪くなる問題があったが、AIR 3.0にアップデートしたら解決してしまったそう・・・中野氏は、このスピードと気軽さがFlashの魅力だと語った・・・「Mobage AIR SDK」・・・「GREE Platform for Smartphone」・・・藤本氏は「HTML5はFlashの3倍重かった! 描画パフォーマンスの比較 | ClockMaker Blog」の資料を引用してFlashのパフォーマンスが高いことを挙げた。その他、Flash開発者が多く人材やノウハウが生かせること、開発ツールやオーサリングツールの完成度では他の追随を許さないことなどの理由から、採用を決定したとのこと・・・AIRを使ってスマートフォン向けアプリを開発するうえでの注意点としては、メモリサイズが限られていること・・・パッケージサイズについても、AIRアプリは容量が大きくなりがち・・・Angry Birds FacebookはすべてFlashテクノロジーによって開発されている・・・

このところモバイルFlash、つまりAIRを採用することのメリット・デメリットを探っている。

HTML5に比べればまだFlashが速いことはうなずけるけど、結局ネイティブにはかなわない。しかし、今後AIRがバージョンアップすればパフォーマンスの問題は解決していくかもしれない。特に描画関連はStage3Dで劇的に速くなるのかも。

ただ、こういった技術的な事以外にもAIRを採用するメリットはある。GREEの藤本氏や中野亘氏がおっしゃるように、

・人材やノウハウが生かせる
・開発ツールやオーサリングツールの完成度が高い
・気軽さ
・開発スピードの速さ

MobageとGREE、そろってAIRを採用したのもこういった理由なのでは?と思う。特に、最後の「開発スピードの速さ」はビジネス上、相当重要なんだろうなと思う。

「安く・速く」を追求するなら、AIRはぴったりだと思う。しかし、作るアプリが「最高のUX」を追求するものであれば、どうだろう。

「安く・速く」か?「最高のUX」か?

今のところ、これがAIRを採用するかしないかの判断基準ではないかと思う。

もちろん、どちらの選択も正しい。要は、どういったアプリを作りたいかだ。

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