公職選挙法マジくだらん。必ず改正されなければならない。厚木市長選挙のビラ見て改めてそう思った。

公職選挙法。前々からくらだんと思っていたけれど、本当にマジくだらんわ。

これを見て誰のビラだか分かるだろうか?「やさしい人」のビラ?

新聞折り込みビラ

厚木の人なら大体わかるだろう。石射候補のものだ。「まちづくり研究会」という団体名や、これまでも同じ配色のビラを見ていたからだ。

注目は右上の方のココ。


なぜこのような分かりにくい摩訶不思議なビラになっているかというと、それはまさに公職選挙法によるということは明らかだ。

なぜ公職選挙法でビラ配りが制限されているのか?というのは前にも調べ、考えていた。

琴線探査: もはや公職選挙法は自己矛盾に陥っているとしか思えないね | 漂流2010参院選 ネット掲載 慎重姿勢 - 日経

公職選挙法はビラなど「制限」については本当に細かく明確に規定されているにも関わらず「なぜ?」という部分は非常に不明確だ。

見たところ、唯一この「なぜ?」という部分にあたりそうな部分はここだ。

公職選挙法

・・・(この法律の目的)
第一条  この法律は、日本国憲法 の精神に則り、衆議院議員、参議院議員並びに地方公共団体の議会の議員及び長を公選する選挙制度を確立し、その選挙が選挙人の自由に表明せる意思によつて公明且つ適正に行われることを確保し、もつて民主政治の健全な発達を期することを目的とする。・・・

要するに、候補者の持つ資金量次第で票の量が左右されてはいけないだろ?というのが自分の理解だ。

しかし、確かに名前は書いていないけれども、容易に名前を連想できるビラは実際に配られている。ビラを配れば配るほど知名度は上がる。そしてビラを配るにはカネが必要だ。

別にビラを配るのがまずいと言っているわけではない。こんな規制は現実問題として、もはや意味ないだろう?と言いたいだけだ。ならば、いっそ名前をハッキリと出したほうがより分かりやすく、有意義になる。

ビラを配るために、こんな立派なシールまで必要らしい。写真だと分かりにくいが、銀色のキラキラしたやつだ。これこそムダ。逆にカネかかるじゃないか。

小林常良現厚木市長のビラより

サイトもブログもTwitterもFacebookもYouTubeも、堂々とバンバンやったらいい。これらはビラよりもよっぽどカネがかからない宣伝ツールだ。

最近ならチュニジアやエジプトの例を見たって、これらは今や民主主義、改革、革命のための重要なツールであることは明らかだ。

ネットこそ、まさに公職選挙法の精神を実現するツールだろう。

しかし、候補者のサイトやTwitterの更新は例によって途切れている。いやいや。今こそネットをフルに使って皆で議論すべき時だろう?

公職選挙法は遠くない将来に必ず改正されなければならない。改めてそう思った。

コメント

  1. 公職選挙法の目的とするものと具体的に制限している内容が、大きく乖離しているように感じます。そのために、法律の網をかいくぐるような行為しかできないなんて、アホらしいですわ。

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