中国版Google Mapで見ると、尖閣諸島は併記どころか「釣魚島」と表記されていることを教わる

先日、Google Mapでは尖閣諸島を「釣魚島」と併記されているので、自民党と外務省が修正を求めているという記事を書いた。

琴線探査: Google Mapに「尖閣」と「釣魚」併記。敬愛するGoogleには真のフェアを貫いて頂きたいものだ。 | 尖閣の中国側呼称 自民、グーグルに削除要請 - 日経

その後、この記事に対するコメントで、中国版のGoogle Mapで見ると尖閣諸島は併記どころか「釣魚島」と表記されている、ということを教わった。

どれどれ。



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本当だ。しかも、このズームレベルで「釣魚島」と認識出来るなんて・・・

日本版と比べてみよう。日本版では同じズームレベルだとそこに島があるのかすら認識することは難しい。



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中国版のGoogle Mapなど初めて見たのだけれど、台湾を「台湾」とは表記していないのね。

これは逆に中国からすれば「なんで自国の領土であるあの島を「台湾」と表記しているのだ?間違っているだろう!?」という話だろう。

つまり「Google Mapは世界共通ではないのだ」ということがわかる。ローカライズの際に単に言語表記を変えているだけではないのだ。

ふと思い出したのは敬愛するK DUB SHINEの「自主規制」のこのライムだ。

本当のこと みんな言ってないから
本当のこと みんな知ってない
誰も 本当のことなんか言ってない
だから 本当のことなんか知ってない

本当のことを教えてくれた匿名さまに感謝を申し上げたい。

ネットには確かにあやふやな情報やまったくのガセネタ・ウソも多い。しかし、真実に辿り着く可能性が高いのもまた、ネットだと思う。だから中国政府はネットを監視し、強く規制をかけるのだろう。

自分はテレビや雑誌や新聞の情報も得るが、どうも最近、ネットで得る情報とのギャップを感じることがどんどん多くなっている気がする。

この言論の自由が保証されている日本においてですら、本当に深い真実は、本当に深いジャーナリズムは、もはやネットにしかないのじゃないかと思うくらいだ。

コメント

  1. Google Map中国版での表記の違いには驚きましたね。

    地図というサービスをグローバルに展開する際には、それぞれの国の領土・領海という問題に触れざるを得ないのかもしれません。政治的な問題に巻き込まれてしまうような、難しいサービスなんですね。

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