哀れ鳩山首相 自ら「裸の王様」とおっしゃる | 混乱だけ残す首相の責任 - 日経

日経10.05.29朝
・・・「首相は本当に裸の王様だ。側近から上がってくるのはよい情報ばかりで、本当の状況は知らされていないようなものだ」。鳩山由紀夫首相は最近、疲れた表情で周辺にこう漏らした。・・・「・・・徳之島の有力者に会おうと思ったが、平野さん(官房長官)から『自分がやっているので大丈夫だ』と言われた。大丈夫なんだと思い、任せていた」・・・いちばんの責任は何も指導力を発揮してこなかった首相にある・・・小沢一郎幹事長の責任も大きい・・・首相は知人に「小沢さんにも何度か相談しようとしたが、『自分は政府のことには口を出さないから』と言われてしまった」と打ち明けている・・・普天間問題は日米同盟を考えるよい機会にもなるはずだが、国会で論戦が高まる兆しはない。参院選では何を問うのか。・・・(編集委員 秋田浩之)

やはり、そうなのか・・・自業自得だとはいえ、ここまでだと鳩山首相が気の毒になってくる。

平野官房長官も、小沢幹事長もサポートが十分でなかったらしい。ご本人はとても部下を大切にするお方であろうにも関わらずだ。これは一体何なのか?人徳なのか。それともこれをリーダシップの欠如というのか。とにかく虚しい話だ。

しかし首相はそろそろ、ご自身の首相としての資質を悟るべきだと思う。確かに辞めて責任が取れるわけではない。しかし、だからといって、このまま努力して問題を解決できるとは、自分にはとても思えない。

であるならば、できるだけ早く問題を解決できそうな後任を探して道を譲るか、内閣総辞職・衆院解散するか、どちらかしかないと思うのだけれど。

ところで、秋田編集委員がおっしゃるように、参議院選は一体何を論点とするのだろう。今こそ、日米同盟や日本の国防のあり方という根本的な議論をするべき時だろうと思うけど、準備が間に合わないだろうし、票を集められないトピックだろうし、また先送りになるのだろうなぁ。

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