反骨の記者はまだまだ健在するようだ。大変心強い。 | 進化するジャーナリズム 広がる領域、問われる質 本社コラムニスト 岡部直明 - 日経

日経10.04.11朝
・・・電子版の創刊で実感したのはジャーナリズムの領域が広がるという点・・・「核心」などのコラムも有料の電子版では読める・・・ひとつのコラムの読者層が新聞と電子版に広がったことで執筆意欲も刺激される・・・電子版のための新たなコラムも登場・・・電子版には新聞にはつきものの行数の制約がない・・・電子版が新聞にとって代わるわけではない・・・紙面の一覧性・・・記録性や携帯性・・・メディアの世界がどう変わろうと・・・変わらぬものがある。それはジャーナリズム精神である・・・第一に、ニュースの発掘・・・第二に、深堀りの解説・・・第三に、混迷の時代にあって指針を示す提案・・・重要なのは、どんな時代であれ自由な精神をもつこと・・・石橋湛山・・・小汀利得・・・清沢洌のような反骨の記者魂・・・歴史観と国際感覚を備え志高く熱意にあふれるジャーナリストをどれだけ育て生かせるかでメディアの盛衰が決まる・・・ジャーナリズムは質の競争の時代を迎える。

「電子版には新聞にはつきものの行数の制約がない」というのは、記者にとってはかなりうれしいことらしい。紙面が限られるという制約の中で凝縮された情報というのは、忙しい現代人にはより価値があるものだと思う。しかし、そうは言っても足りないことはあるのだろう。

紙の新聞の一覧性、記録性、携帯性もその通りだと思うし、いつの時代も変るべきでないジャーナリズムの3つの精神もまさに購読者として求めているものだ。「ジャーナリズムは質の競争の時代を迎える」というのも同感だ。

コラムニストというのは記者なのかどうだか分からないが、メディアにはまだまだこういった方々もいらっしゃるのだということは、大変心強いことだ。

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