人類史上、最も美しいコンピューティングデバイスかもしれない「iPad」メモ
ついに発表された「iPad」。サイトを一通り見たファーストインプレッション。
「iPad」は人類史上、最も美しいコンピューティングデバイスかもしれない。
ルックスはもちろんだが、何と言うか・・・自分の手の中にあらゆる情報が集まり、ダイレクトにかつ自在に操作できるようになる感覚・・・仕事ではなく生活の中にあるコンピューティングスタイル・・・こういった感覚を何と表現すればいいのか・・・なんかこう、美しい!
このデバイスの名前は色々と噂されていたが、自分は「iSlate」じゃないかと思っていた。「iPad」では「iPod」とかぶって紛らわしいし、このデバイスはロゼッタストーンのように、きっと人類に新しい世界を開いてくれるものになるはずだと思っていたから。しかし結果はiPad。ジョブズはきっとシンプルなものが好きで、深遠な意味よりわかり易さや親しみ易さを優先させたからではないだろうか。
これからiPhoneと同様に主な開発プラットフォームになるこの美しいデバイスで気になったことをメモしておこう。
デカい!軽い!
9.7インチで1024x768というデカいディスプレイ。iPadはiPhone OSが使われていることからもiPhoneが巨大化したようなものと言えるが、ビデオを見るとマルチタッチディスプレイがデカいということが、どれだけインパクトがあることなのかを感じる。
このマルチタッチディスプレイで写真を表示させてピンチしたりスワイプした時の感覚を想像する・・・ゲームをした時の感覚を想像する・・・きっとスゴイ迫力に違いない。
デスクトップPC、ノートPC、サブノートPC、ネットブックはおろか、デジタルフォトフレーム、携帯ゲーム機、本、大学ノートすらも必要なくなるかもしれない。
それでいて、一番重いモデルでも0.73kg。なんじゃこりゃ?(^^);
サイトを作る上でも、1024x768というサイズは今後も意識する必要があるという事が決定的となった。iPhoneやケータイのことを考えると、少し余裕をもたせて800x600を基本にすべきだろう。
iBooks
ついに電子書籍に参入。今のところ、この分野で一番成功しているのはAmazonのKindleだろう。Kindle DXは9.7インチで$489などとiPadと共通点があるが、Kindleは白黒、iPadはカラーだ。
電子書籍の分野でこの点はきっと決定的なものになると思う。
Kindleが白黒にした主な理由はバッテリー消費を抑えるためと、文章を読むためのデバイスなのでそれで十分と考えた、ということではないだろうか。つまり、kindleは既存の本をデジタル化することが主な目的だったのだろう。
一方、iPadの電子書籍はディスプレイがカラーであることで、いわゆる「本」というものの概念が変わってくると思う。本のようにきちんとレイアウトされながらも、図が動いたり、拡大できたり、ビデオが埋め込まれていたり・・・
そうなると、これは「本」か?
UIというか、UXの面も特筆だ。本棚のメタファーや本当に紙をめくっているようなカールエフェクトは非常に美しく、本当にAppleらしい。
Maps,Notes,Calendar,Contactsでクラウド化された手帳・ノートに
iPhoneはクラウド化された手帳の機能は実現してくれたが、ノートとしてはイマイチだ。なぜなら画面が狭いからだ。
自分は元々手帳は持たないがノートは持ち歩く。アイディアや物事を図で表現することが多いからだ。
iPadならノートと変わらないサイズで、手で直接図を書き込む事ができる。しかもネットワークに繋がっている。
夢のノートだ。
バッテリーが10時間もつ
十分とは言えないが、ディスプレイサイズや出来ることを考えればかなりのロングライフと言えるだろう。このロングライフにはAppleの独自開発CPU「A4」がかなり影響しているようだ。
電源はドックコネクタ経由で立てて充電するようだ。
WiFi+3G
WiFiは当然としても、3Gが使えるモデルがあるというのは素晴らしい。
このクラウド時代においては、どこでもネットワークにつながるということはもはや大きな価値というより、死活問題だから。
スピーカ+マイク+ヘッドフォン端子
iPhoneと同様だ。
音質は良くなくてもスピーカーが内蔵されていることは重要だ。
今後は音声検索やボイスメールなど音声入力デバイスがないと不可能な事が多くなるだろうことを考えればマイク搭載も嬉しい。
そしてヘッドフォン用のミニジャック端子、これが重要。HT-03Aや多くのケータイはヘッドフォンを繋ぐのに変換が必要だが、iPhoneは直接繋げられる。この単純な事が、どれだけデバイスに対する愛情を左右することか!
外付けキーボード、手帳風カバー
外付けキーボードいい!Bluetooth接続だろうか?手帳風のカバーは、ノートとして持ち歩いちゃってください、と言わんばかりのデザイン。
学生が得意げにキャンパスで持ち歩く姿が目に浮かぶ・・・
iPhone OSである
搭載OSがiPhone OS 3.2であり、iPhoneのアプリがそのまま動くようだ。これはデカイ。
ビデオの中で誰かが「so, there is gonna be a whole new gold rush, for App Developers」と言っていた。
iPhoneとiPadは似ているが、利用シーンが微妙に違うと思う。ということは、新しいコンピューティングスタイルが生まれるということで、つまり新しいタイプのアプリが必要になるということだ。
確かにiPhoneのアプリ開発者にとって、第2のゴールドラッシュになる可能性があると思う。
ところで、最近は長らくiPhoneのOSのアップデートがなかったが近々あるだろう。
サイトには3.2のSDKはすでに入手可能のように書いてあるが、実際にDeveloper Conectionにログインすると「iPhone SDK 3.2 beta」の文字が見えるものの、薄くなっていてリンクも無い。多分今日中にはダウンロードできるようになるのじゃないだろうか。
すでにダウンロードできる!リンクがグレーになっていたのは、License Agreementをしてなかったからだった。
SDKにはiPadシミュレーターなどが含まれているようだ。まずはこれとサンプルコードで楽しめそうだ。
センサー関連
GPS、方位センサー、加速度センサー、環境光センサーが使えるようだ。大体iPhoneと同じ。近接センサーが無いくらいだろうか。電話じゃないのでiPadでは必要ないだろうし。
映像の外部出力
ドックコネクター経由で映像の外部出力ができるようだ。iPhoneでも可能だったっけ?
カメラが無い!
どうもカメラが搭載されていないようだ。「iPad Camera Connection Kit」というのがあることを考えると、写真はデジカメで撮って、それをiPadに取り込めば?ということらしい。確かにiPadをカメラとして構えるのはどうかと思うし。
ただ、ビデオチャット用にインカメラだけでも欲しかったなぁ。
まとめ
これはきた!
「iPad」は人類史上、最も美しいコンピューティングデバイスかもしれない。
ルックスはもちろんだが、何と言うか・・・自分の手の中にあらゆる情報が集まり、ダイレクトにかつ自在に操作できるようになる感覚・・・仕事ではなく生活の中にあるコンピューティングスタイル・・・こういった感覚を何と表現すればいいのか・・・なんかこう、美しい!
このデバイスの名前は色々と噂されていたが、自分は「iSlate」じゃないかと思っていた。「iPad」では「iPod」とかぶって紛らわしいし、このデバイスはロゼッタストーンのように、きっと人類に新しい世界を開いてくれるものになるはずだと思っていたから。しかし結果はiPad。ジョブズはきっとシンプルなものが好きで、深遠な意味よりわかり易さや親しみ易さを優先させたからではないだろうか。
これからiPhoneと同様に主な開発プラットフォームになるこの美しいデバイスで気になったことをメモしておこう。
デカい!軽い!
9.7インチで1024x768というデカいディスプレイ。iPadはiPhone OSが使われていることからもiPhoneが巨大化したようなものと言えるが、ビデオを見るとマルチタッチディスプレイがデカいということが、どれだけインパクトがあることなのかを感じる。
このマルチタッチディスプレイで写真を表示させてピンチしたりスワイプした時の感覚を想像する・・・ゲームをした時の感覚を想像する・・・きっとスゴイ迫力に違いない。
デスクトップPC、ノートPC、サブノートPC、ネットブックはおろか、デジタルフォトフレーム、携帯ゲーム機、本、大学ノートすらも必要なくなるかもしれない。
それでいて、一番重いモデルでも0.73kg。なんじゃこりゃ?(^^);
サイトを作る上でも、1024x768というサイズは今後も意識する必要があるという事が決定的となった。iPhoneやケータイのことを考えると、少し余裕をもたせて800x600を基本にすべきだろう。
iBooks
ついに電子書籍に参入。今のところ、この分野で一番成功しているのはAmazonのKindleだろう。Kindle DXは9.7インチで$489などとiPadと共通点があるが、Kindleは白黒、iPadはカラーだ。
電子書籍の分野でこの点はきっと決定的なものになると思う。
Kindleが白黒にした主な理由はバッテリー消費を抑えるためと、文章を読むためのデバイスなのでそれで十分と考えた、ということではないだろうか。つまり、kindleは既存の本をデジタル化することが主な目的だったのだろう。
一方、iPadの電子書籍はディスプレイがカラーであることで、いわゆる「本」というものの概念が変わってくると思う。本のようにきちんとレイアウトされながらも、図が動いたり、拡大できたり、ビデオが埋め込まれていたり・・・
そうなると、これは「本」か?
UIというか、UXの面も特筆だ。本棚のメタファーや本当に紙をめくっているようなカールエフェクトは非常に美しく、本当にAppleらしい。
Maps,Notes,Calendar,Contactsでクラウド化された手帳・ノートに
iPhoneはクラウド化された手帳の機能は実現してくれたが、ノートとしてはイマイチだ。なぜなら画面が狭いからだ。
自分は元々手帳は持たないがノートは持ち歩く。アイディアや物事を図で表現することが多いからだ。
iPadならノートと変わらないサイズで、手で直接図を書き込む事ができる。しかもネットワークに繋がっている。
夢のノートだ。
バッテリーが10時間もつ
十分とは言えないが、ディスプレイサイズや出来ることを考えればかなりのロングライフと言えるだろう。このロングライフにはAppleの独自開発CPU「A4」がかなり影響しているようだ。
電源はドックコネクタ経由で立てて充電するようだ。
WiFi+3G
WiFiは当然としても、3Gが使えるモデルがあるというのは素晴らしい。
このクラウド時代においては、どこでもネットワークにつながるということはもはや大きな価値というより、死活問題だから。
スピーカ+マイク+ヘッドフォン端子
iPhoneと同様だ。
音質は良くなくてもスピーカーが内蔵されていることは重要だ。
今後は音声検索やボイスメールなど音声入力デバイスがないと不可能な事が多くなるだろうことを考えればマイク搭載も嬉しい。
そしてヘッドフォン用のミニジャック端子、これが重要。HT-03Aや多くのケータイはヘッドフォンを繋ぐのに変換が必要だが、iPhoneは直接繋げられる。この単純な事が、どれだけデバイスに対する愛情を左右することか!
外付けキーボード、手帳風カバー
外付けキーボードいい!Bluetooth接続だろうか?手帳風のカバーは、ノートとして持ち歩いちゃってください、と言わんばかりのデザイン。
学生が得意げにキャンパスで持ち歩く姿が目に浮かぶ・・・
iPhone OSである
搭載OSがiPhone OS 3.2であり、iPhoneのアプリがそのまま動くようだ。これはデカイ。
ビデオの中で誰かが「so, there is gonna be a whole new gold rush, for App Developers」と言っていた。
iPhoneとiPadは似ているが、利用シーンが微妙に違うと思う。ということは、新しいコンピューティングスタイルが生まれるということで、つまり新しいタイプのアプリが必要になるということだ。
確かにiPhoneのアプリ開発者にとって、第2のゴールドラッシュになる可能性があると思う。
ところで、最近は長らくiPhoneのOSのアップデートがなかったが近々あるだろう。
すでにダウンロードできる!リンクがグレーになっていたのは、License Agreementをしてなかったからだった。
SDKにはiPadシミュレーターなどが含まれているようだ。まずはこれとサンプルコードで楽しめそうだ。
センサー関連
GPS、方位センサー、加速度センサー、環境光センサーが使えるようだ。大体iPhoneと同じ。近接センサーが無いくらいだろうか。電話じゃないのでiPadでは必要ないだろうし。
映像の外部出力
ドックコネクター経由で映像の外部出力ができるようだ。iPhoneでも可能だったっけ?
カメラが無い!
どうもカメラが搭載されていないようだ。「iPad Camera Connection Kit」というのがあることを考えると、写真はデジカメで撮って、それをiPadに取り込めば?ということらしい。確かにiPadをカメラとして構えるのはどうかと思うし。
ただ、ビデオチャット用にインカメラだけでも欲しかったなぁ。
まとめ
これはきた!
きたよね~。
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