何とぉ!WindowsでもTLFでデバイスフォントにアンチエイリアスがかかる場合があることが判明

09.11.20追記:この記事は正確ではない。その後の調査でTrueTypeでもアンチエイリアスがかかることがわかった。

何とぉ!WindowsでもTLFでデバイスフォントにアンチエイリアスがかかる場合があることが判明した!

結論から書くと,一部の高品位OpenTypeフォント(ヒラギノ系,小塚系)で,ある程度のフォントサイズ以下を指定した場合にアンチエイリアスがかかる

そして,MSゴシックやMS明朝やメイリオを含む多くのTrueTypeフォントでは,日本語フォントであるか英語フォントであるか,またフォントサイズに関わらず,やはりアンチエイリアスがかからないようだ。

テスト環境は以下。
OS:XP,VISTA
ブラウザ:IE6 on XP, IE8 on VISTA, FireFox
プレイヤー:FP10,FP10.1
アプリケーション:TLFのデモtypoflo

小塚系はWindows用フォントなので問題ないが,ヒラギノ系はMacのフォントをテストのためにWindowsへコピーした。これは本当はやってはいけないことだ



ヒラギノ角ゴ Std W8 350


ヒラギノ角ゴ Std W8 277


ヒラギノ角ゴ Std W8 276

上記アプリケーションで「ヒラギノ角ゴ Std W8」をフォントサイズ350,277,276で表示させた場合。(画像クリックで100%表示)350と277ではアンチエイリアスがかかっていないが,276ではかかっている。



小塚ゴシック Pro H 350


小塚ゴシック Pro H 278


小塚ゴシック Pro H 277

上記アプリケーションで「小塚ゴシック Pro H」をフォントサイズ350,278,277で表示させた場合。(画像クリックで100%表示)これも同様に,350と278ではアンチエイリアスがかかっていないが,277ではかかっている。


つまり,アンチエイリアスがかかるフォントでも,アンチエイリアスがかかるフォントサイズの「閾値」があり,しかもその閾値はフォントごとに違う,ということだ。なぜこうなるのかは,まったくもって不明だ。

これまでもヒラギノを使ってテストしていたが,見やすいように常に400のフォントサイズを使っていたので,このことに気がつかなかったのだ。

しかし,MSゴシックやMS明朝,メイリオやデザイナーズフォントの多くはTrueTypeであり,やはり現実的には,ほぼアンチエイリアスがかからないと言っていいだろう。

コメント

このブログの人気の投稿

レオナルド・ダ・ビンチはなぜノートを「鏡文字」で書いたのか?

macでsmb(samba)共有サーバーに別名で接続(別アカウント名で接続)する方法

Google DriveにCURLでアップロードするには?