EU,起業に680億円融資枠

日経09.06.04朝
・・・雇用創出では創業支援の融資枠創設が柱。失業者が会社を設立したり、新たにビジネスを始めたりする際に必要な資金を低利融資する。・・・

記事にあった「EU27カ国の失業率」によると、'08の前半は7%以下まで下がっていたのに、中盤頃から急上昇して今では9%に近づく勢いとなっているようだ。

下がっても7%とは、EUの雇用問題は相当深刻のようだ。さらに9%に近づくとなると、これはもう社会不安どころではなく、デモや暴動といった治安の悪化にもつながるレベルではないだろうか。

それを考えれば、なんだかんだいっても日本は良い国だ。日本の'094月の完全失業率は5%のようで、主要欧米諸国と比べても格段に低いようだ。不況下にあっても、先人から受け継いだ気風や、高度経済成長を支えた偉大な経営者たちの社員を大事にするスピリットがまだ残っている、ということが大きな一因ではないかと思う。

ただ、もし日本がこのレベルの失業率に至った場合にはどのような対策を取るだろうか。EUのように起業させて失業率を下げようという発想が出てくるだろうか。この発想は非常に賢いと思う。失業率を下げる効果ばかりでなく、未来への投資も同時に行なっているからだ。

貧すれば窮するという言葉もあるので、日本はまだ5%と他国とのアドバンテージがある今こそ、起業支援をしてさらに失業率を下げつつ未来への投資も行なうと、より良い国になるだろうと思った。

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