2011年11月20日日曜日

写真に整形チックな「お直し」までするデジタルメイクはアリか?

THE NIKKEI MAGAZINE 11.11.20 ”美しすぎる”は罪? お直し写真に論争
・・・ジュリア・ロバーツさんを起用した化粧品広告が論争を巻き起こした。「顔を修正しすぎていて、誤解を招く恐れがある」と英国で掲載禁止となったため・・・シワ1本なく、肌は完璧な仕上がり・・・英国広告基準局が「商品の効果を誇張していないと言い切れない」と判断・・・女優の写真ですら、メーキャップアーチストが施す化粧は目元くらいで、ファンデーションや口紅といった化粧は画面上ですることが多いのだそうだ・・・「プロの職人ほど写真の中の人物や素材の本質を生かし、レタッチがわからないくらい自然に仕上がるよう、細心の注意を払う」・・・フォトショップ・・・小顔・・・目を大きく・・・明治大学教授の荒川薫さん・・・「デジタルエステ」・・・スマートフォン向けに、顔写真を加工するアプリ・・・「Best Face」を開発・・・就活写真では当たり前・・・「就職活動用の写真を取りに来た学生はたいてい修正付きのコースを選ぶ」・・・写真で好印象を与えないと書類選考でおとされる・・・モデルなどのオーディション写真ならば、ほとんど修正を加えない。「どんなに美しく仕上げても面接でごまかせない」からだ・・・米国や中国は修正への抵抗感がより少ない・・・韓国は日本よりも数段強めた修正をするといったお国柄・・・背景にうずまく現代人の貪欲さが透けて見えてくるようだ。[平田浩司]

美肌、小顔、デカ目・・・日本ではプリクラで一般的だ。

多くの女性雑誌でも見られるけど、「小悪魔ageha」などは特に修正が激しいと思う。ていうか、マジでCGの写真すらあった。モデルさんの顔パーツを組み合わせるという。しかもそれが「実際」のモデルさんの顔とあまり変わらないキレイさという(^^);

以前は筆者の平田氏と同様に、「こういうのってどうよ?」と考えていた。特にデカ目や小顔などの整形チックなものに。デジタルでどうにでも修正できるなら人間いらないし、CGからつくりゃいいじゃないか?と。

琴線探査: 仮想メーク機「ミライミラー」。動画対応!資生堂のメイク技INSIDE!すごいねどうも | 「4色重ね」も一瞬で 資生堂ザ・ギンザ、仮想メーク鏡 - 日経

しかし、最近は個人用やブログ用など単に見せびらかし、エンターテイメント、ネタとしてなら大いにアリだろうと考えるようになった。

誰だって醜いより美しい写真のほうがいいに決まってる。女の子だけじゃない、男だってそうだ。

人間は昔から化粧をしてきた。この行為は単に美しく見せるだけではないが、ある意味で「変身」という意味が含まれている。そもそも現実でやってるなら、バーチャルでもやって何が悪いのか?と。

個人用なら見せる相手は現実の顔を知っているので「何コレ、ありえな〜い(^^);」的なエンターテイメントになるだろう。

ブログ用ならどうか。ブログの筆者は必ずしも現実の人間と紐付いているわけではないので、ネット上の「キャラクター」と考えられる。なら、別に現実の自分の「写真」でなくても構わないわけだ。実際、ブログ用に現実の自分の写真をプロフィールに使っている人がどれだけいるか?それなら、「化粧」した自分をブログやプロフィールに載せたっていいはずだ。

しかし、広告や就職活動、お見合いなど、実利に直結する写真にこの技術を使うのは今でもNOだ。これは詐欺または詐称にあたると思う。

実利に直結する写真は、むしろ正直な方がいいと思う。後で「この人はウソをつく人だ」とバレたら、それこそ印象は最悪となる。現実の自分を受け入れて、本来の自分で勝負すべきだと思う。

映画X-MENのミスティークを思い出す。本来の彼女は人間ではなく半魚人のような姿形だが、自由に変身できる能力があり、綺麗な女性に変身していた。しかし、ある時仲間に「キミはそのままで美しい」と言われた。実際その通りだと思うのだけど、それ以来、彼女は本来の自分の姿に誇りを持つようになった。

ただ、本来の自分を受け入れた上でなら、整形チックなものも含めて「化粧」をすることはあっていい。それも大いに一つの個性だと思うし。

何か、そういうソフトを作りたいなと思う今日この頃だ。

単にきれいに見せるだけでなく、カブキ風とか京劇風とか悪魔風とかアフリカの民族風とか・・・「変身」もできるようなモノがいいな。サッカーのフェイスペインティングもある意味それだと思うわ。