「植物工場」で安定して安く、安心、安全でおいしい野菜を作れれば「開国」だって怖くない | 植物工場、生産効率2倍 回転させてレタス栽培 - 日経

日経10.10.20朝
・・・「植物工場」で野菜を生産するグランパ(横浜市、阿部隆昭社長)は生産効率の高いドーム型の工場を開発・・・面積あたりの生産量を同社の従来型工場の2倍に増やせる・・・中心部に苗を植え、成長とともに面積の広い外周部へ移動させ適正な栽培密度を維持する仕組みで、約50日後には成長したレタスが外縁に達し収穫期を迎える・・・人手による作業は苗植えや収穫に限られ、人件費も抑えられる・・・今秋以降、神奈川県秦野市などに15棟を設置・・・同業他社に工場自体を販売する・・・

前に野菜工場のことを書いたことがあるけれど、すでに実際に稼働している野菜工場もあるようだ。

琴線探査: 「最先端発電設備付き超巨大野菜工場」を作ってBC時代からの自然との戦いに終止符を打つというのはどうでしょう? | 植物栽培にLED照明 生育早め省電力 - 日経

生育促進LEDを開発したキーストーンテクノロジーも横浜だったし、今回のグランパも横浜だ。すでにお互いに協力関係にあるのだろうか。もしまだ協力していないのなら、協力したらすごいことになりそうな気がする。

最近はFTAだのEPAだのTTPだので、いかに日本の一次産業を守るかといった話がよく出る。他の記事では前原外相が「GDP比1.5%の第一次産業を守るため98.5%が犠牲」になっているということをおっしゃったらしいことが書いてあった。

確かに統計ではそうかもしれないけれど、単純なGDP比で第一次産業を犠牲にしていいはずがない。なぜなら、食料の確保は国民の生命に関わる話で、国家の安全保障と同じことだと思うから。外圧など、周りの雰囲気に流されて戦略なき「開国」をするなど愚の骨頂だが、前原外相はその戦略を持っているのかどうかは疑問だ。

なぜ貿易を自由化すると日本の一次産業が危険にさらされるのかを簡単にいえば、現状の日本の一次産業に競争力がなく容易に負けてしまうからだと理解している。なら競争力を上げればいいだろう?でもどうやって?

そのヒントがこのグランパの植物工場やキーストーンテクノロジーの生育促進LEDにあると思う。高性能な植物工場を開発して、安定して安く、安心、安全でおいしい野菜を作るのだ。

そうなれば「開国」だって怖くなくなるだろう。

農家戸別所得補償は即刻やめて、だんぜん植物工場の開発に集中投資だね。日本の第一次産業に革命を起こすのだ。

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