B-1グランプリを楽しむコツは「食べたいと思う店」に並ぶより「回転率の高い店」に並ぶこと

チケット購入の長蛇の列
今日は地元厚木でB-1グランプリが開催された。

予想通り、大変な人出だったけれど、厚木で例年開催される花火大会「鮎まつり」よりは少しはマシという感じだった。

こういったイベントで問題なのは、待ち時間だ。

5月にあった「第3回神奈川フードバトル in あつぎ」の時はあまりの混雑で並ぶ気を無くしていたけれど、今回は厚木でのB-1グランプリということで気合を入れて並ぶことも覚悟していった。

琴線探査: 「第3回神奈川フードバトル in あつぎ」あまりの混雑で評価不能

まずは第一会場のヨーカ堂駐車場へ向かった。そしていきなりチケット購入の長蛇の列で洗礼を受けた。

しかし、それほど並ぶこと無く購入できた。昼過ぎ頃にはチケットだけでなく現金での購入も解禁された。明日もそうなるのかな?

パンフレットをもらって、素直に「食べたい」と思ってまず並んだのが「富良野オムカレー」。

並んだ時間はなんと2時間!9月と言ってもまだ暑く、直射日光と疲れで何度もくじけそうになったけれど、ナンとか並び通した。麦わら帽子を持っていったのは正解だった。それでも顔や腕が相当日に焼けた。

2時間並びの苦行に耐え、やっと手に入れたオムカレーは感慨ひとしおだった(^^); 盛り付けも美しく、美味しかった。


富良野オムカレー

待っている間に色々と状況が見えてきた。すぐ隣の「あいがけ神代カレー」や「ひるぜん焼きそば」は回転率が高く、ドンドン行列が消化されている。

例えば「ひるぜん焼きそば」の厨房はこんな感じだった。


ひるぜん焼きそばの厨房でチャッチャと働く男たち

これだけ厨房に人がいれば回転率が高いわけだ。そして会場の配置による人の流れの影響か、場内アナウンスでも比較的行列の少ない店もあるようだった。

つまり、2時間並んで学んだB-1グランプリを楽しむコツは、素直に「食べたいと思う店」に並ぶより、まずは「回転率の高い店」を検討して並ぶということだ。

厨房の人々の動きや、行列の流れ、購入して出てくる人の流れを読んで、その料理を食べたいかどうかの気持ちとトレードオフしながら並ぶかどうかを判断するのだ。

それがわかった後は、比較的短時間で望む料理にありつけるようになった。

その後、第二会場の厚木野球場にも行った。こちらは河原ということもあって、人が多くても比較的人口密度が低く、ゆったりした感じだった。


第二会場は比較的ゆったり
相模川の河原。広々として、やっぱりいいですね。

お店によっては「待たせない」ことを一つのウリにしているお店もある。例えば「各務原キムチ鍋」。一度に200何十食以上を提供できる巨大な鍋を用意していて「絶対待たせません」というので並んでみた。

「各務原キムチ鍋」は第3回大会で3位を受賞した人気料理だ。にも関わらず、その言葉通りほとんど待ち時間はなかった。そして美味しかった。秋になれば、そりゃもう最高だろう。

キムチ鍋の具を作るために巨大なヒーターと懸命に格闘している男たち。労働は美しい。


巨大ヒーターと格闘する各務原の男たち

今回はB-1グランプリと同時に「神奈川ロコフードフェスタ」が中央公園や市役所の駐車場で行われている。もちろん投票はできないものの、B-1グランプリに負けないようなおもしろい料理がたくさんある。そして多くの人がB-1の会場の方に流れているので穴場でもあった。

例えば2010神奈川フードバトルで金賞を受賞した「なつかしい給食あげパン」。学校給食で配膳を受けるような感覚で、あらかじめもらった袋にあげパンを詰めてもらう。待ち時間はほとんどなし。ほかほかだった。


なつかしい給食あげパン

厚木ハムの「金賞ウインナーの盛り合わせ」や小田原の「あげかま」。ウインナーもうまかったし、揚げたてのあげかまもうまかった。どちらもほとんど待ち時間なし。


小田原のほかほかのあげかま

そしてお約束は3会場全てにあった「厚木シロコロ」だ。B-1の会場では第一会場、第二会場も殺人的な行列だったけれど、市役所横のシロコロはまだマシな感じだった。シロコロは、ドラム缶に炭をたくさん入れて強火でガーっと焼くスタイルが最高だ。


厚木シロコロはドラム缶スタイルがベージック

その焼くにおいが周囲に充満して宣伝効果を生む。これも厚木シロコロの人気の一つのポイントだと思う。


感心したのは、待つことを前提として、客を少しでもおもてなししようとする「ひるぜん焼きそば」の岡山の人々だ。

待っている人々に「蒜山ジャージーサブレ」や

振舞われた蒜山ジャージーサブレ

種なしブドウ「ピオーネ」を振舞っておられた。

ぶどうまで振舞われた

もちろん地元の宣伝の一環ということもあるのだろうけれど、こういったほんの少しの思いやりの気持ちが、並ぶことに疲れた人々の気持ちを癒すのだと強く感じた。

もっとも、「ひるぜん焼きそば」は非常に回転率が高いのでそれほど待つこともなかったのだけれど。それも、ひとつの思いやりからだったのだろうと思った。

正直、盛り付けは多少地味だったものの、味噌あじの太麺がとても美味しかった。焼きそばに山椒というのも結構イケルということも学んだ。





今日はたくさんのことを学び、そして大いに楽しんだ一日だった。B-1グランプリ、すばらしいじゃないか。

いやぁ〜、いまだにポンポンいっぱいだよ。夕飯もいらないくらいだ(^^)

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