2010年4月19日月曜日

最高の米を味わうには炭火釜炊きに塩 - Tahnya企画イベント「waterize at お台場Cafe gigi」にいく

先日16日、Tahnya企画イベント「waterize vol.3 at お台場Cafe gigi」に行った。この日はムチャクチャ寒く、特にお台場はウォーターフロントのためか風が吹きすさび、とても春とは思えない感じだった。

店内貸切。各アーティストがセルフプロデュースしたカクテルや料理が用意され、チカラの入りようを感じた。お客さんもいっぱいだった。

出演者

田野崎文さん
ピアノ一本でパフォーマンスされる。Tahnyaにも通じる叙情的な雰囲気が特徴。北海道出身で今も北海道とは縁が深いようだ。

磯貝サイモンさん
ギター一本でパフォーマンスされる。曲名は分からないけど「必殺の・・・」など歌詞に特徴があるなと。

Tahnya
そして、たにゃー。


今回の写真の成果





いつものようにCafe gigiは暗いのと、あまり動けなかったこともあり、イマイチいいショットが撮れず。そろそろカメラのボディーそのものをより高感度なものに変えないとダメかも。大体、ライブ会場というのは撮影条件がキビシイ。明るさをコントロールするために高感度、距離をコントロールするためにズーム域の広いレンズなど、できるだけオールレンジで使えるカメラを選ばないと・・・


ヒラタ師緊張?、ナヲちん没入

最初の何曲かは緊張のためか、正直ヒラタ師のギターにいつものキレがなかった。今回は単にアーティストということだけでなく、企画者として、プロデューサーという役目もあるということもあったかもしれない。

しかし、その後徐々にキレ始め「couleur」ではいつもと少々違うアレンジで最高のパフォーマンスを見せてくれた。いつものように腕もつっていたようだ(^^);

そういった中でもナヲちんは堂々としたものだ。いつものことだけど、ナヲちんの没入ぶりはすごい。時に観客を置き去りにしてしまうほどのその強烈な没入ぶりは、ナヲちんの歌い手としての才能そのものだと再び感じた。


「風とシャワー」初回限定DVD付き

会場ではTahnyaの新しいCD「風とシャワー」も発売され、初回限定でDVD付きだった。DVDは1月に渋谷のJZbratで行われたライブの模様だ。写真はOKだったけどビデオがNGだったのは、そういうことだったんだなぁ。

ただ、うちの再生環境がまずいのか、最初の方しか再生できず。今度またもらおう。

「風とシャワー」は少し前から試聴ができるようになっていたので部分的にはよく聴いていた。けど、やっぱりフルコーラスで、最高音質で聴かないと本当のところはわからない。今回は全編アナログ録音ということで、気のせいかもしれないけど、やはり音がまろやかなような気がした。


M1. 「風とシャワー」(試聴:myspace Tahnya

完全な新曲。今年は寒い春だけど、もう少しあったかくなったらドライブのお供に最高の曲。2:25あたりから始まる対旋律とソロへの流れがイイの。3:14あたりの「息吸い込んで」の吸込み具合もイイの。聴いていると、トイカメラやポラロイドの写真を連想した。素敵なものは、いつでも日常にあるんだ、と。


M2. 「君が好きだよ」 (試聴:mixiアプリ M BOX

去年のクリスマスあたりにライブで初めて発表された曲。当初の曲名から変更されたよう。また4:06あたりから始まる流れが大幅に変わっている。ここで切なさがぐぉー!っと盛り上がっていく。すばらしい。


M3. この歌の中に(試聴:myspace CAFE gigi

Tahnya初期時代からサルベージされた曲の一つらしい。Tahnyaには一体何曲こういう曲があるのか(^^); この曲もそうだが、初期の曲はBjork的ダークさを感じる曲が多い。仄暗い水の底から、的な。今でこそポップな「swim」でさえも、もっとダークだったようだ。


最高の米を味わうには炭火釜炊きに塩

これまでの音源はバンド編成のアレンジのものが多かった。しかし「風とシャワー」は全編ギターとボーカルのみ!まさに求めていたゴマカシのきかない編成だ。これこそTahnya音楽の本来の味を味わうに相応しい編成だと自分は思う。

これは、最高の米にはどんなに手の込んだ味付けをするより、炭火で釜炊きして塩を振って食べる方がウマイということに似ている。


低音がもう少し欲しいけど、安易にベースは欲しくない

全体を通してもう少し低音が欲しいと思ったけど、ここで単にベースを使ってはつまらない。

ところで、今回は珍しくギターのオーバーダブを多用したそうだ。その効果はすばらしかった。ただ、こういったことは他のアーティストも当然のこととしてやることだ。

そこで、もしTahnyaがオーバーダブをさらに押し進めて、ベースが欲しいなら、ドラムが欲しいなら、ヒラタ師のギターとナヲちんの身体を使って何ができるかを真剣に考えたらどうなるだろう。

きっと新しい境地が開けてくるような気がする。like ラウル・ミドン。





しかし、Tahnyaはその可能性をだいぶ前から「couleur」ですでに見せてくれている。だからこそ、ひとりのリスナーとして期待せずにはおられないのだ。