2010年3月11日木曜日

人形は人間ではない?なら人間とは何なのか? | 自分を映す人形の世界 - 日経

日経10.03.11朝
・・・
癒されたり、励まされたり。
人形には、
向きあうものの心のありようが投影される。
人間に似た姿であっても
感情を持たない「空っぽ」のモノ。
だから、人形は作る側、所有する側の内面を受け止める。
その人の分身のように。
・・・

人形作家、四谷シモン(65)・・・アングラ芝居で活躍・・・シュールレアリスト、ハンス・ベルメールの人形写真に衝撃を受け・・・ベルメールの「球体関節人形」・・・ベルメールは体のパーツをバラバラにし再構築した。・・・竹久夢二中原淳一は、工芸品ではない創作人形の可能性を追求・・・人形がテーマの映画「イノセンス」・・・ファッションドール「ブライス」・・・「スーパードルフィー」・・・=敬称略 [松本和佳]

写真は「竹邨章」氏。多分「たけむらあきら」とお読みするのだと思うが、入力するのも苦労した。「邨」は「そん」もしくは「むら」と読むらしい。ふぅ。

この虚ろな横顔に何かを感じた。ああ、Bjorkの「All is Full of Love」だ。このビデオは自分にとって、アンドロイドは人間ではないのか?人形は人間ではないのか?なら人間とは何なのか?という問題を突きつけてきた超重要ビデオのうちの一つだ。その答えは、もちろん今もわからない。






ハンス・ベルメールさんの人形の写真は初めてみたが、これもすごいわ。自分の存在を揺さぶられる感じ。ひょっとすると、Bjorkもハンス・ベルメールさんの作品に影響を受けていたかもしれない。

あの目が極端に大きい人形、何なんだろう?と思っていたのだが、ブライスっていうんだ。スーパードルフィーもよく見る。

自分には人形を愛する趣味はないが、これはある意味で人として、というより、人しかできない高度な精神活動なのかもしれないと思った。

人形を愛でるということを考えると、ある対象を「人間である」とか「生きている」と見るかどうかは、そう「信じる」かどうか、ということなのかもしれない。

さっき書いた小西康陽さんのリミックスについての記事では、音楽を解体して再構築していたが、ここでは人体を解体して再構築、リミックスしているらしい。
琴線探査: 現代は独自特性のフィルターを持つ人の出力がより価値を持つ時代 | リミックスはモダン芸術 音楽家 小西康陽さん - 日経

モノを解体、再構築・リミックスすることで、そのモノをもっと良く知ろうという事なのかもしれない。そう考えると、小西さんのリミックスは音楽に対するリスペクトであり、四谷シモンさんやハンス・ベルメールさんの人形作りは、人間に対するリスペクトだということなのかもしれない。

四谷シモン人形館 淡翁荘」は香川県にあるそうで、なかなか行くのは難しいが、23日まで新宿の紀伊国屋画廊で作品展があるそうだ。ふむ。ちと行ってみたいな。

追記:
「松本和佳」という名前に見覚えがあると思って自分のブログを検索してみたら、最近書いた記事の筆者の方だった。偶然ではないだろう。この方の琴線と自分の琴線はどうやら似ているらしい。
琴線探査: 祈りの造形美 アジアの装身具 松本和佳

しかし、やっぱりGoogleって便利だなぁ。Bloggerは他のブログシステムと比べると足りない機能が色々あるが、さすが、こと検索に関してはピカイチだ。琴線探査は知識の関連が重要なので、これ以上最適なブログシステムはたぶん考えられないなぁ。