「マイノリティーリポート」そのものだ!―Oblong、驚異のジェスチャー・コンピューティングをTEDでデモ - Tech Crunch Japan

「マイノリティーリポート」そのものだ!―Oblong、驚異のジェスチャー・コンピューティングをTEDでデモ - Tech Crunch Japan

・・・ Oblong Industries社・・・Oblongのシステムはあれにそっくりなのだ。いや、正確に言えば逆だ。Oblongの共同ファウンダー、John Underkofflerこそ、スピルバーグ監督の映画で使われたジェスチャー・ベースのコンピューティング・システムを考え出した男・・・繰り返すが、これはまさにマイノリティー・レポートそのものだ・・・AppleのiPadの登場で根本的なレベルでのコンピューティング・システムの革新についての議論・・・MicrosoftのXbox向けのProject Natal・・・

数日前に書いたMITメディアラボの石井副所長の日経記事についてのエントリーで、自分もマイノリティ・リポートとiPadとの関連を考えていた。そのタイミングでのこのTech Crunchの記事。これはきっと偶然ではない。世界の底流でコンピューティングを根本から変える流れが強くなってきたのだ。

石井副所長の教え子「ジョン・アンダコフラ」氏は英語表記で「John Underkoffler」。そして彼はLAでOblongという会社を設立しているようだ。あの映像の元となったのは「Gスピーク」というシステムだというお話だったが、Tech Crunchの記事にあるビデオはまさにその「g-speak」のデモある。


g-speak overview 1828121108 from john underkoffler on Vimeo.


かつてパロアルト研究所でGUI・デスクトップメタファーというものが発明され、Macに採用されて一般の人が使えるものとなった。それ以来数十年、UIに大した進化はなかった。しかし、ここへ来て大進化を遂げるかもしれない。

「g-speak」は、もはやボタンとかウインドウとかデスクトップメタファーという話ではない。フルスクリーンとジェスチャーによる、より直接的なUIだ。GUIには違いないが、DUI(Direct User Interface)とでも呼びたくなるものだ。操作に多少学習が必要かもしれないが、少しの学習で相当操作性が高くなりそうだ。

DUIはソフトウェアデザインにも大きく影響するだろう。例えばPhotoshopをDUIで作りなおすとしたら、どのようなソフトになるだろうか・・・

iPhone、iPadなどのタッチスクリーンを搭載するデバイスは、DUIを現在の技術レベルを考えて現実的な線で実現したものだと思う。やはりiPhone、iPadは、未来のコンピューティングを先取りしたデバイスだ。

MacでのGUIの採用を考えても、コンピューティングの世界の時代の先端には、やはりApple、ジョブズ氏が居るということだなぁ。

未来のコンピューティングを考えるためにも、GUIではなく、DUIのコンセプトで動くアプリを作ってみよう。まずは画像処理のアプリがいい。

マイノリティ・リポート」はスピルバーグ監督の作品だったか。コリャもう一度チェックだな。

コメント

  1. すごいね!
    まるでインスタレーションかダンスのようなシーンもあり。
    アートとテクノロジーの融合だ~!!

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