2014年12月8日月曜日

干からびても生き返り、高温にも低温にも放射線にも強い細菌のDNAをエボラウイルスが取り込んだら…

日経14.10.26朝 ユスリカ 驚異の生命力 乾燥に耐える特殊な遺伝子

干からびても水をかけると生き返り、普通の生物は死んでしまう高温や低温に耐え、放射線にも強い…アフリカに住む昆虫のネムリユスリカはその代表格だ…

「乾燥無代謝休眠(乾眠)」…17年以上経ってから水を与えて蘇生した例も…

今年2月、宇宙飛行士の若田光一さんがISSで、乾眠状態の幼虫が入った容器に水を入れて観察したところ、100匹のうち6匹がサナギになり、1匹が成虫になったという…

乾眠状態では、細胞を傷つける氷の結晶ができなくなるため、極低温でも生きながらえる。放射線を浴びても水がないので、遺伝子などを傷つける活性酸素の発生が抑えられ、放射線にも強くなるという。

不思議なことに、成虫やさなぎ、卵にはこうした能力はなく、干からびると死んでしまう。では、幼虫はなぜ不死身になるのか…

ネムリユスリカには、乾燥時に働く遺伝子が多数並んだ「遺伝子領域(ARId)があり…

乾燥に耐える様々な遺伝子はもともとは細菌にあったものだと考えられるという。ネムリユスリカの幼虫がすむ土の中には、細胞膜などを乾燥から保護する働きがあるたんぱく質の遺伝子を持つ細菌がいる。「幼虫が細菌を食べて、その遺伝子がネムリユスリカのゲノムに組み込まれたのではないか」…

細胞を乾燥保存し、必要なときに水に戻して使うことができるようになるかもしれない…

(編集委員 西山彰彦)

ネムリユスリカの幼虫は、対乾燥能力のあるたんぱく質の遺伝子を持つ細菌を食べてDNAに組み込みこの能力を得たらしい。恐るべき能力だ。

乾燥に耐えるということがポイントで、高温、低温、放射線にも強いのは、乾燥している(=水が無い)ことによる副次的なもののようだ。

気になるのは、その能力のソースがネムリユスリカ自身ではなく、「細菌」であるらしいこと。

エボラ出血熱のウイルスがある程度乾燥に強いことを思い出してしまった。もちろん、ウイルスと細菌は違う。

ウイルスと細菌の違い

しかし、細菌ではないユスリカが細菌のDNAを取り込んでその能力を得たことを考えれば、同様にエボラウイルスが細菌のDNAを取り込んでその能力を得ることだって考えられるのではないか。

エボラウイルスがそんな能力を得る前に、すぐに撲滅しなければ。。。