2014年9月23日火曜日

マラソンを間欠泉的に走る方法「ギャロウェイ・システム」を受け入れられない日本人、海外で負けると「世界との差」と考えてしまう日本人

日経 14.09.22朝 ランニング事情 外から見ると

カナダ生まれで米国の大学で学び、長く日本に住むブレット・ラーナーさん(41)…ラーナーさんの目には、日本のランニングの世界、日本のランナーはどのように映っているのか…

「練習でペースを決めて先導しているときに、1キロあたり4秒遅れると『遅いですよ』と言われる。米国では『ギャロウェイ・システム』という走り方の人気が高い。10分走り、1分歩き、また10分走るを繰り返してマラソンのゴールを目指すもので、練習を十分積めていないなら、走り続けようとするより、このほうがいいタイムが出ると実証されている。でも、日本では受け入れられないでしょうね。日本人は最初から最後まで走り続けることにこだわる」…

「日本人がよく使う『世界との差』ということばは好きではない。そういうとらえ方をするのが日本の一番の問題だと思う。世界というのは本来、日本も含んでいる。それなのに、日本人は心の中に世界との壁をつくってしまっている。米国人なら『世界と戦う』とは考えない。『あの選手とこの選手とその選手と戦う』と考える」…

「日本人」というものの性質を的確に指摘された気がする。

まず「ギャロウェイ・システム」というものを初めて知った。確かに自分も、「マラソンとは走り続けるものだ」と考えていた。まさかマラソンを間欠泉的に走る方法があるとは考えてもみなかった。

努力と根性というか、休むことを知らないというか、走り続けることに意義があるというか、日本人ってそんな感じかもなと。科学的に良い結果を生むと証明されていても、そうしない、そうしたくない、というか。

そしてアスリートなどがよく口にする「世界との差」という言葉。これはやっぱり、日本人は海外に対してまだまだコンプレックスがある証拠なのかもなと。

二つともある意味で日本人の良い面でもあるが、悪い面でもあると思う。

最適な結果を求めるために最適な方法を選ぶこと。そして、国対国でなく人対人で考えること。日本人の良い面を自覚しつつも、反面でもう少しこういった意識を持つべきなのかもしれない。