2014年8月14日木曜日

「放射性物質検査」は説得。「GAP」の取得はインスパイア。

日経14.08.07朝 「フクシマ」を守れ、和食を売れ 安全認証がパスポート

…「フクシマ」の風評に左右されない新しい道を迫られた。選んだのは世界に普及する農産物の安全認証GAP…

農薬や肥料管理、作業環境の清潔さなどで審査を通った農場に与えられる認証を、運営を一新し昨年6月に取得。放射性物質濃度も自主検査し、認証のマークとともに結果を張り出した。すると客足は戻り事故前の7割強に…

「もっと多くの人にももを味わって欲しい」…

多くの国が福島や東日本の農産物の輸入禁止や規制を続ける。放射性物質検査だけでは通じない。壁に直面した生産者が打開策として注目するのがGAPだ。世界ではすでに常識だ…

ところが日本の農場は約120.日本版GAPでも約2000にとどまる…

「パリ郊外の日本人農園の大根は1本数千円。それでも人気」…

世界で戦える日本農業が福島を救い、和食を支えていく。

すでに世界では常識とされる「GAP」という農産物生産の認証制度があるそうだ。

農林水産省/農業生産工程管理(GAP)に関する情報
JGAP 日本GAP協会 ホームページ

これは素晴らしいアイディアだと思う。

かつてジョブズは商品を売るには「説得するな、インスパイアしろ」と言った。

福島の農家は放射性物質検査を頑張っている。これは分かる。しかし、それにも関わらず敬遠されるのはなぜか?「放射性物質検査」は説得だからではないだろうか。

一方、「GAP」の取得はインスパイアだと思う。GAPというプラスイメージで「安全そう、美味しそう」とインスパイアし、マイナスイメージを上書きできる可能性がある。実際にその効果も出ているようだ。

やはりジョブズは正しい。

ところで、この記事でひとつ残念なことがある。全体として福島を応援する意図の記事なのに、『「フクシマ」を守れ』と見出しを付けてしまっている。

記事中でも『「フクシマ」の風評』と書いてあるから「フクシマ」が「ネガティブな何か」だということは筆者も分かっていると思うが、それなら『「フクシマ」を守れ』とは『(ネガティブな何か)を守れ』と言っていることに等しいのではないだろうか。

誰が言ったか知らないけど、「フクシマ」という言葉を使うのはもうやめませんか、いい加減。