2014年3月9日日曜日

人々の価値観を180度変えたフォルクスワーゲンの広告

日経14.03.03朝 世界を変えた広告十選3 クリエイティブ・ディレクター 杉山恒太郎 フォルクスワーゲン

米国の広告専門誌アドエージが選ぶ20世紀の広告キャンペーンのトップ100で堂々の1位に輝いたのがフォルクスワーゲンの「Think small」。

米国で隆盛を極めていた大型車市場にドイツの実質本意な小型車を売り込むための広告だった。

それまでのアメリカの伝統的な価値観"Think big"、大きいことが最大の価値、に対してのアンチテーゼが奏功し、実質本位の賢い消費者という「新しいアメリカ人」を生む。

広告は優れたアイディアで世の中の価値を転換させて初めて機能したといえる。スマートな説得型広告、モダンアドの始まりである…

日経記事より

これは確かにヤラレタ感がある。さすがNo.1。

アイディアだけでなく、ビジュアル面でも。この余白の取り方は日本の美意識にも共通するものがあると思う。

昔Appleも「Think different」という広告キャンペーンしていたことがあるが、その元ネタはこれだったのかも?1960年のものだというからオドロキだ。

一般に、人の価値観を180度変えることは容易なではない。いくら言葉を尽くして説得しても説得しても、不可能じゃないか?と絶望することは多い。

しかしこのように、説得というよりインスパイアするようなソフトな方法によって、人の価値観を180度変えることもできるんだなぁ。

単に広めるということだけでなく、人の価値観を変えることでマーケットを創り出す、ということが広告の仕事なんだね。

広告の人たちってよく「クリエイティブ」という言葉を使うけれど、正直何がクリエイティブなんだ?と思ってた。

でもこの記事で、「マーケットを創り出す」ということをクリエイティブと呼んでいるのかなぁと思った。