2013年12月14日土曜日

「かぐや姫の物語」にかける高畑勲監督の気持ちを聞いてみようじゃないか

日経13.11.27夕 かぐや姫の本当の物語 この世の面白さ伝えたい 映画監督 高畑勲さん

「かぐや姫の物語」(公開中)の原作は竹取物語。物語の祖といわれるが、読むと心理描写が徹底していないため、訳がわからない…そこで、かぐや姫の本当の物語を物語ろうと考えた…

重要なのは月と地球の関係だ。月は清浄で悩みもない世界。ただ月には色もなければ生物もいない。地球は植物も動物もいて色彩に満ちている。月の世界でそれを知ったら絶対に地球に行きたくなる。地球にあこがれ、行きたがることは(月の住人にとっての)罪ではないか…

帰るのは死後の世界ともいえるかもしれない。僕はこの世が大事だと思う。悪いこともあるが、いいこともたくさんあるし、面白い。それを享受しなければ生きるかいがない…

3Dは光と影を強め、より立体感を出そうとしているが、それは逆に働くのではないか。人が物を見るという行為から遠くなり、意味のないリアルだと思う。僕は見る人の想像力を信頼している…

僕は宮﨑駿さんのように引退とか口に出して言わないが、実際にはこの作品で終わりになる可能性はある。それはそれでいいと思う…

(聞き手は文化部 関原のり子)

ちょっとさ。製作期間8年、総製作費50億円の映画を作った高畑勲監督のお言葉を聞いてみようじゃないか。

琴線探査: 「かぐや姫の物語」星5つ出た!製作期間8年、総製作費50億円!これは応援しないとジブリが潰れるんじゃないか?(^^);

この作品はみたわけではないし、企画として見た時に一体どこに時代性があるのか、自分にはさっぱり分からない。

けれどこの話を聞けば、時代性とかそういうの取っ払って、非常に本質的なものを目指しているのだろうということはわかる。星5つも出ていることだし、間違いなく見る価値のある映画なんだろう。

「3Dは意味のないリアルだ」という感覚にも共感できる。作画の面でも、アニメらしくない、今風でない何か、哲学的な何かを求めているのかもしれない。

遺作になるかもしれんよこれは。MUST。