2013年3月24日日曜日

フィリピンが中国とのスカボロー礁問題で「国際海洋法裁判所」に「仲裁」を要請。なかなかケンカ上手。がんばれフィリピン!

日経13.03.22朝 フィリピン、仲裁要請 南シナ海領有権国際法で裁定へ 中国は拒否の構え

…比政府が国際海洋法裁判所の柳井俊二所長(元駐米大使)に仲裁人(判事に相当)の選定を書面で要請…
フィリピンはスカボロー礁について「満潮時には沈む岩で、排他的経済水域(EEZ)の中にある」と主張するが、中国は認めていない。2012年4月に両国の艦船がにらみ合いとなり、中国船は現在も停泊する。比政府は1月、国連海洋法条約に基づく仲裁の申し立てを中国に通告。仲裁は一方の通告で手続きが始まる。…
仮に裁定が出たとしても実効性を疑問視する声もある…
それでも比政府には、仲裁手続が進んでさえいれば国際社会が南シナ海に注目し、中国が勢力を拡大しづらいとの期待がある…
中国が心理拒否を続ければ、外交上のイメージ低下につながるとの見方もある。人口が数年後に1億人を超えるフィリピンは、電力消費量が大幅に増える。発電の3割を天然ガスに依存…
フィリピンの懸念は経済制裁だ…バナナの検疫を強化…
比政府の判断は、主権と資源を守るために一定の経済的リスクを犯した苦渋の決断だった。
(マニラ=佐竹実 ベルリン=赤川省吾)

色々なヒントが含まれている記事だと思った。

まず一つは、こういった海に関する国際的な問題を解決する手段として、「国際海洋法裁判所」というところがあるということ。

日本が竹島問題で提訴を検討しているのは「国際司法裁判所(ICJ)」で、「国際海洋法裁判所」とは違うようだ。ICJへの提訴は、当事者同士が裁判に応じると言わない限り裁判を始められないという問題があるけれど、国際海洋法裁判所で「仲裁」を申し立てると、片方の通告で手続きが始まるそうだ。

これは日本も使えるひとつの手段だろう。しかし、日本が望んでいるのは仲裁ではないので、この手段を使うことを考えるのはずっと先のことだとは思うけれど。しかし、フィリピンはなかなかケンカ上手だなと思う。

もう一つは、フィリピンの人口が数年後に1億人を超えるというところ。近い将来、フィリピンは日本の人口規模に達して、さらに上回る可能性がある。ということは、それなりの市場になるということだ。沖縄、台湾とも近いし、フィリピンとは仲良くした方がいいなと。

もう一つは、フィリピンでは電力消費量が増えつつあり、天然ガスに結構依存しているというところ。もし日本のメタンハイドレートが実用化されれば近くていいお客様になるだろう。フィリピンと仲良くするきっかけにもつながると思う。

中国に対して日本と同様の問題を抱えるフィリピンを応援したい。

がんばれフィリピン!

しかし、最近の竹島のICJ提訴の話を聞かないね(´・ω・`)