企業が変わっていく時に重要なのは「企業理念」か?

日経12.12.30朝 2013展望 中 ソフトバンク社長 孫正義氏
…「経営者の最も重要な仕事はドメイン(事業領域)を常に再定義することだ。日本企業は『本業』という言葉が好きだが、市場が縮小するのに既存事業にしがみつく理由は何か。企業理念を軸に次の戦略を描くのが経営者の役割だ」…(聞き手は磯貝高行)

確かに、世の中は変わっていく。世の中が変われば市場も変わる。それなのに、企業が変わっていかなければその企業は淘汰されることになる。

特に「本業」にこだわるあまり「市場が縮小するのに既存事業にしがみつく理由は何か」というところはその通りだと思う。

この記事をはじめに読んだ時は、やはり企業が変わっていく時に重要なのは軸としての「企業理念」だろうと考えた。それまでもそう思っていた。

しかしその後、母が富士フイルムの化粧品を使っているのを見て思った。企業が変わっていく時に重要なのは必ずしも「企業理念」ではなく、「得意分野」ではないか?と。つまり、富士フイルムの場合はナノテクだ。

末永く生き残っていくためには、変化とともに継承も必要。「企業理念」は比較的継承しにくいと思う。「得意分野」はそれよりは継承しやすいと思う。

だから、どちらかと言うと「得意分野」を優先させる方が有利だとは思うけれど、どちらもあった方がいいっちゃいいんだろう。

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