2013年1月19日土曜日

中国ネット民「政府が事実じゃないと言っているから、これは真実だ」。どこでも同じか・・・

日経13.01.17朝 ネット世論を警戒 天安門の二の舞危惧

【北京=島田学】習近平総書記ら中国共産党の新指導部は、インターネットを通じて民衆が大きな発言力を持ち始めたことを警戒し、メディア規制を強めるなど対応を硬化させている。中国の週刊誌「南方週末」の紙面が当局の介入で改ざんされた問題では当局への反発がネットを媒介に一気に広がった…
「学生の前で南方週末の問題には触れないように。支持も不支持もダメだ」…
学生運動に発展すれば、1989年の天安門事件の二の舞になりかねないーー。当宣伝部関係者は会議で「ネットは暴力装置になる」と危機感を漏らした。習氏も民衆との距離感を測りかねている…
今回、南方週末支持の声が北京市の「新京報」や河南省の「東方今報」など地元有力視に飛び火したことも、指導部を慌てさせた…
民衆にとっては政府はおろか、党の管理下にあるメディアの報道さえ不信感の対象だ。信用できるのはネット上のうわさ話だけ。「政府が事実じゃないと言っているから、これは真実だ」。ネット上ではこんな書き込みが相次いだ。

中国でもネットは特に学生を始めとする若い層で広まっているだろうから、もし学生運動に発展すれば天安門の二の舞になりかねないというのはごもっとも。

ネット時代では、「アラブの春」で見たように、一度団結するとなれば天安門時の比ではない速度で組織化されるだろうから、中国共産党にとっては相当の脅威だろう。「ネットは暴力装置になる」?それは中国共産党の人たちにとってだよね。

南方週末の件は北京などにも飛び火していたようだ。ネット時代での情報伝達は、地理的な問題とは関係ないということの一つの証拠だろう。

「政府が事実じゃないと言っているから、これは真実だ」か。日本でも同じようなフレーズを聞いたことがある。特に3.11後に。

国民にとって信頼出来ない政府というのは辛い。日本はまた政権が変わった。今度こそ信じられる政府になるように、国民が見守っていかなければならないんだなと改めて思った。