2013年1月5日土曜日

天皇陛下の「御製」はなぜここまでシンプルなのかを考えてみる

平成24年 御製五首および皇后陛下御歌三首(PDF)

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手術せし我が身を案じ記帳せるあまたの人の心うれしき

本年二月十八日、陛下は冠動脈バイパス手術をお受けになり、三月 四日に御退院になった。この間皇居等にお見舞い記帳に訪れた多くの 人々に対する感謝のお気持ちをお詠みになった御製

いつもながら、なんとストレートでシンプルな御製だろう。「いつも」といっても、チェックし始めたのは去年からなのだけど(^^);

琴線探査: 「歌会始」って素敵だわ

去年は、なんとシンプルなのかと思うだけだった。しかし今年は、なぜそこまでシンプルなのかと思うようになった。

そこで考えてみたのだけど、実際に考えてみると色々な側面が絡み合っていて、きれいにポイントを分けられないことに気づいた。それでも、何とかポイントを抽出してみたいと思う。


1. 目的を見失わないこと

陛下は、ご自分が歌を詠む目的を最優先にしていらっしゃるのではないだろうか。それはつまり、陛下がお感じになったことを国民の誰もが理解しやすい形で発信することではないだろうか。この目的のためには、短歌というフォーマットに準拠しつつも、できるだけ平易な表現でなければならないとお考えなのではないだろうか。


2. 自分を飾らないこと

しかし、あまりに平易な表現は歌の才能の無さと取られる可能性がある。もちろん、陛下は難しく意味深で技巧的な歌を詠もうと思えばお詠みになれるはず。にもかかわらず、ご自分を飾らず、目的のためにあえて平易な表現を選んでおられるのではないだろうか。


3. 自分より相手を優先すること

自分を飾ることよりも相手に理解されることを優先するというというところに、陛下の国民に対する思いやりや愛情、そして感謝を感じる。


ああ。まとまらない。言い切れない。もっと何かある気がする。。。

ただはっきりしているのは、天皇は「国民の象徴」と言われるけれど、自分にとっての天皇陛下は、日本国民としてあるべき姿を示してくださる見習うべき存在なんだということ。

これからも、ひとつひとつ見習わせていただこうと思う。