初音ミクは「コンテンツのオープンソース」か。「加工画」もそれだと思う。

中村伊知哉のもういっぺんイってみな!(22):初音ミクと日本のクリエイティビティ - @IT

「世界一クリエイティブな国は日本、クリエイティブな都市は東京。(参照記事:「最もクリエイティブな国・都市」は日本・東京 でも日本人は自信がない──Adobe調査」…日本のクリエイティビティを最高に発揮しているのが「初音ミク」…オープンソースだ。ソフトウェアのオープンソースは、技術の増殖だった。初音ミクはコンテンツのオープンソース。文化の増殖だ。…「みんなの表現力」がクールジャパンの源。…

「初音ミクはコンテンツのオープンソース」か。そうかもなぁ。

そう考えると、この「コンテンツのオープンソース」が行われているシーンの存在を思い出す。

それは「加工画」。

プリ画像」あたりを見ると、アイドル画像を各種の画像加工技術を駆使して、それぞれが思い思いに加工して発表しているのがわかる。(アイドル画自体はオープンソースではないけれど…)

正直言って、それぞれの作品は必ずしもいわゆる上手くはない。しかし、そのアイドルに対する愛があるからだと思うのだけど、必ずと言っていいほど何らかの「味」がある。すごくクリエイティビティが高いというか、ユニークというか。

最近Androidにも出た「Snapseed」などを見ていると、世界的な「画像加工」の意味が彼らのそれとは違うなと感じる。

「クール系」対「カワイイ系」というか。「テクニカルな画像」対「エモーショナルな画像」というか。

日本の加工画文化の源流はプリクラ文化だと思うのだけど、この文化の流れは初音ミクと同様、日本が世界に誇れるクリエイティビティの一つではないかと思う。

Adobeの調査によれば、世界は日本のクリエイティビティを高く評価してくれているのに、当の日本人は自分を評価していないらしい。

日本人は、世界基準の中での自分の良さにもっと気づいて、もっと自信を持てば、まだまだもっといいモノを発信していけるのかもしれない。

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