2011年12月11日日曜日

女性天皇でも女系天皇でも構わない。直系であれば。

日経11.12.11朝 女系天皇と女性天皇
男系皇族は父親の血筋をさかのぼれば必ず天皇につながる。対して女系は、母親は天皇の血筋だが、父親の方ではつながらない。父方が天皇の子孫であれば女性でも男系で、母方なら男性でも女系となる。女性天皇は歴代8人、10代いたが、すべて男系で、これまで女系の天皇はいない。

日本史上、女性天皇はいても、女系天皇はいない。

確かに、この事実は重い。しかしなぁ・・・


日経11.12.11朝 「女系天皇」議論避けられず
野田佳彦首相が女性宮家の創設について「皇室活動の安定性の意味から緊急性の高い課題」と表明・・・眞子さま成人契機・・・議論を棚上げしてきたのは政治の怠慢・・・継承論議先送りは女系天皇を容認した有識者会議のメンバーからも疑問視する声・・・ある有識者会議メンバーは「何のために女性皇族を残すのかという議論になれば、女系を認めるという方向を示さねばならず、同じ議論になる。簡単ではない」と指摘・・・苦肉の策として旧皇族の復帰案があるが、約600年前に現天皇家と枝分かれした血統であり、すでに一般人として生活基盤のある人々を皇族に戻すのは非現実的で、国民の理解も得られないだろう。また、旧皇族の家系の男性と女性皇族を婚姻させて男系を維持しようという意見もある。当事者の意思と人格、尊厳を無視する議論だ。・・・(編集委員 井上亮)

日経記事より
本来は安倍元首相の頃から議論を続け、ちょうど今頃に結論が出ているのが良かった。しかし、そうはならなかった。これは政治の、そして国民の怠慢だ。

眞子さまも二十歳になられた。すぐではないとしても、近いうちにご結婚もお考えになるだろう。そうなった時に、お立場上、自分だけでは決められない身の処し方を、政治が決めないで一体誰が決めるというのか。もう待ったはない。

自分は今のところ、井上氏と同じ考え方だ。つまり、女性天皇あり、女系天皇もありだ。

旧宮家の方々の復活という解決策は、600年も前に枝分かれした血統であるということならば、もうほとんど別血統と考えるべきだし、何十年も一般人として生活してきた人々を「血筋が」ということだけで皇族とは考えられないので、認められない。

旧皇族男性と女性皇族が結婚して男系を維持という解決策は、遺伝子組み換えでも行なっているような感じがするので認められない。

側室制度を廃止した段階でこういった状況は目に見えていたはず。しかし、それも時代の要請だったのだろうと思う。もし側室制度を復活させるとすれば、はたして今現在の国民は、側室がいる天皇を受け入れられるだろうか?自分には受け入れられない。

時代は変わったのだ。そして生き残るものは、変化に応じて自分を変えられるものだけだ。これからも皇室を守りたいと望むなら、皇室のあり方も変えなければならないだろう。

旧宮家を復活させてまで、さらには政略結婚のようなことをさせてまで、そんなに男系が大事なのか?


日経11.12.11朝 現在は230年間直系「男系より重要」の声も
・・・現在の皇室は・・・約230年間直系の天皇が継承してきた。これだけ長く直系継承が続いたのは日本史上まれだ。男系が継承の条件として初めて明文化されたのは1889年に制定された明治憲法と旧皇室典範。・・・明治初期までは男系が絶対の原理と考えられていなかったといえる。・・・「近代以降の天皇は直系で続いており、国民もそこに親しみをもっている。男系よりも直系を重視すべき」という意見がある。

「近代以降の天皇は直系で続いており、国民もそこに親しみをもっている。男系よりも直系を重視すべき」

そう。自分の考えはまさにこれ。

女性だろうと、女系だろうと構わない。ただし天皇の血をひき、そしてあの「皇室」という環境に生れて小さい頃から鍛えられてきた人格を持ち、その文化・伝統を引き継いでいるお方。これが「直系」の意味だと思う。

多くの国民がそう思うかどうかは分からないけれど、少なくとも自分が望む天皇の姿はこれだ。