2011年9月24日土曜日

各家庭が自家発電するようになったら、ひょっとすると電力会社いらなくね?という破壊的妄想。

最近気になっていたのは、東電管内の電力使用率が低いこと。夏は90%超えしてたこともあるけど、それも1日くらい。じゃあ、あとの電気はどうしてんのか?と。そんなことを考えていたら、こんな記事をみた。

ホンダのガスコージェネが日本経済を救う! - 東京都計画のガス火力より遥かに低コスト・高効率 - みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道 - BLOGOS(ブロゴス)

ホンダの高性能ガス・コージェネレーション・システムに磨きがかかった。これは冬期の電力不足に大きな武器となる。エネルギー効率は何と92%の驚異的な水準に達する。これは東京都が計画中のガスコンバインド火力を遥かに上回る数値だ。・・・

ホンダがエネルギー効率92%のコージェネレーションシステムを出しているらしい。何だか凄そうなので見てみる。

Honda|コージェネレーション エコウィル(ECOWILL)│TOPページ

高性能ガスエンジンによってエネルギーを取り出すシステムらしい。ホンダは車屋さんではない。「本田技研工業株式会社」だから何だってアリだ。しかし、得意分野のエンジンを役立てる、と。なるほど。

現実の問題はFAQを見ると早い。

Honda | お客様相談センター | 汎用製品別Q&A | 家庭用コージェネ

まとめてみると、

入力:都市ガス(天然ガス)、LPガス
出力:電気1kW、給湯、暖房
設置場所:戸建住宅(集合住宅不可)
停電時使用:不可
価格:税込約80万円

発電は1kWで少々もの足りない。戸建にしか対応していないのと停電時に使えないのも残念。

しかし、将来的に3kWくらい発電できるようになって、集合住宅にも設置できるようになって、停電時にも使えるようになったら?各家庭は自前電力で十分まかなえるようになるのでは?

シャープのソーラーパネルと比べてみよう。ここでも主にFAQを見る。

システム例のご紹介-製品情報|太陽光発電システム/ソーラー発電システム:シャープ

入力:太陽光
出力:電気(パネル数によるが、システム例を平均すると大体3kWくらい)
設置場所:戸建住宅(集合住宅は不明)
停電時使用:可能
価格:150〜300万円くらい

さすがに電気専用だけあって、発電量3kW程度となかなか。エコウィル同様、たぶん戸建にしか対応してない。停電時にも使えるのもポイントだ。

メリットでもありデメリットでもあるのが、入力が太陽光だということ。エコウィルはガスがないと動かないけど安定した電力を得られる。ソーラーパネルは太陽光さえあれば動くけど、天候に左右されるので安定した電力を得られるかどうか疑問。


なるほど。ということは、コージェネとソーラーパネルは補完関係にありそうだ。なら両方とも各家庭に導入したらどうだろう。

あとは蓄電池だ。蓄電池さえあればもっと効率よく電気を使えるようになるだろう。あとガスも問題か。例えば、日本近海に大量に埋蔵されているというメタンハイドレートをコージェネ用に使えるようにならんだろうか。

色々と解決しなければならない問題はあるけれど、日本の技術力を考えると、何だか行けそうなニオイがプンプンする。


ここで破壊的な考えが。もし今後、様々な問題を解決して各家庭が自家発電するようになったら、ひょっとすると電力会社いらなくね?原子力発電も、火力発電も、水力発電も、風力発電も、メガソーラーも、コンバインドサイクルも、送電網も、スマートグリッドも、全部いらなくね?

大体今、東電管内の電力使用量は64%なんだが、あとの36%はどうしてるの?蓄電できないから捨ててるんじゃないの?かといって、発電所のような大規模な設備は「今日はあんまり必要ないから」といって気楽に止めるわけにも行かないだろうからねぇ。とはいえ、捨てる電気の燃料のために電気料金が上がるというのは、いかにもムダだ。

つまり、現状では「その時必要な分だけ電気を作る」ということができないけど、各家庭が自前の発電設備を持てばできるのでは?大規模な発電所を建てて維持管理したり補助金出したりするコストを考えれば、各家庭に補助金配って自前の発電設備を持ってもらうようにする方が安いのでは?

自立分散にすれば停電を恐れることもないし、災害にも強い。発送電分離などという政治的なヘビーな問題もスルーできるかもしれないし、ついでに各電力会社間の電力融通の問題もスルー。

ただ、産業用は大量の電力が必要なのでそう簡単ではないかも。しかし、たとえ産業用の電力は従来の送電に頼るとしても、家庭用の電力は各家庭でまかなえるようにすれば、確実に発電所の数は減らせる。

そうなれば、少なくとも原発はいらなくなるだろう。