なぜボランティアや寄附行為などが「偽善」と言われて嫌われることがあるのか?を自分なりに理解した | 利他的行動、何が動機? - 日経

日経11.08.07朝
・・・ボランティアや寄附行為・・・タイガーマスク現象・・・自分にとって利益がないと思える行為をとるのはなぜか。こうした利他行動は脳科学や心理学から見ると、必ずしも「無償の行為」とは言えない。人間の行動を決めるのは「報酬だ」。といっても、金銭や名誉といったものではない。・・・「他人の褒め言葉も脳の中では報酬になる」・・・他人の評価は金銭的な報酬と同じと脳は捉えている・・・「利他的」と見える行動も実際は「利己的」・・・カギを握るのが脳内物質のドーパミン・・・利他行為をすると脳の中の「報酬系」と呼ぶ神経回路が働き、ドーパミンが分泌される。利他行為は「気持ちがいい」のだ・・・(編集委員 青木慎一)

なるほど。利他的行動によってドーパミンが分泌されて気持ちいので、利他的行動も実は利己的行動だということか。ということは、マザー・テレサの「無償の愛」も実は無償ではないということになるだろう。

そう考えると、ボランティアや寄附行為などが「偽善」と言われて嫌われることがあるのも理解できる。

もし利他的行動が利己的行動なら、利他的行動も利己的行動と同様「偽善だー何だー」などと人にとやかく言われる筋合いはない。だって、みんな利己的行動をしているわけだし、それは自然だから。

しかし、なぜ嫌悪感を覚えることがあるのか。それはズバリ、一見世のため人のために見えても実は「自慰行為」「オナニー」「自分のため」だからではないだろうか。つまり、不自然だから。

この嫌悪感は論理ではなく、もっと根源的なものだと思う。以前動物園でオナニーしているサルを見た。あの時の強烈な嫌悪感は論理ではなかった。

いや、別にサルや人にオナニーするなとは言わない。それも自然なことだから。しかし、オナニーは隠れてやってくれ!と思うのだ。それと同じ感覚なのではないだろうか。

しかし、マザー・テレサの「無償の愛」を科学で説明できたとして、もしそれが真実だったとしても、それはそれでつまらん話だと思うけどね。科学で説明されるより「無償の愛」と素直に理解する方が自分は萌えるね。

そうか。この「萌える」という言葉は「ドーパミンが出るね」という意味でもあったのか。

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