2011年4月16日土曜日

日本の電気周波数を統一しなければ。コストではなく、安全保障の問題と捉えるべきと思う | 電気など、なぜ東西で規格が違うの? - 日経

日経PLUS1 11.04.02
・・・東日本と西日本では電気周波数が違うのです・・・周波数を変えないと電気を西から東に送れない。世界のほとんどの国では周波数が統一されている。・・・日本が東西でバラバラになったのは、電気を使い始めた明治期にさかのぼる。東日本の電力会社は50ヘルツのドイツ製の発電機を輸入し、西の電力会社が60ヘルツの米国製を使ったことが今に続いている。・・・両地域をまたがって走る東海道新幹線では、使う電気の周波数を西側の60ヘルツに統一・・・・関西電力の担当者が説明してくれた。「統一すると想像もつかないほど巨額の費用がかかります」どちらかの周波数にするともう片方の周波数で動く機械が使えなくなるのだ。規格統一の話は過去にも浮上したがそのたびに立ち消えになった。・・・政策研究大学院大学助教授の 安田洋祐さん・・・「大事なのは違いをなくすことではなく、違いを超えて使える柔軟性をシステムに持たせることです。電力業界は備えが足りなかったようです」・・・(山川公生)

経緯はよくわかる。しかし、こういった事態を想定して、やはり日本全国で周波数を統一し、電気を融通しあえるようにしておくべきだったと思う。

多くの家電製品は50Hzでも60Hzでも動くように出来ているので、これまで東西の周波数の違いを意識したことはなかった。しかし、計画停電になると分かってから、日本の東西で周波数が違うということを初めて意識した。

なんと送電の時点で周波数の違いがネックになって、同じ日本なのに西日本から東日本にほとんど電気を融通できないそうじゃないか・・・しかも、キレイに冨士川で分かれているらしい。なんなのこれ?

周波数を統一する議論はこれまでにも何度かあったようだけれど立ち消えたらしい。その理由は「統一すると想像もつかないほど巨額の費用がかかります」ということのようだ。理由はそれだけだろうか。それぞれの電力会社のメンツや思惑が邪魔したのではないだろうか。

確かに周波数統一には巨額の費用がかかるだろうけれど、今回のようなことがあってなお、日本は100年後も国内周波数分断、現状維持を続ける気だろうか。これはもはやコストの問題ではない。メンツや思惑をも超えた、国家安全保障の問題だろうと思う。

原発の問題と同じく、今すぐには無理でも、50年、100年後の日本を考えた上で、今から行動し始めなければならないと思う。

もしここで行動し始めないのなら、日本は永遠に電気周波数東西分断国だろう。