「GNH」国民総幸福という指標もひとつの考え方だと思った | ブータン方式 欧州関心 ブータン王国王女 基調講演 - 日経

日経11.02.27日
・・・「国民総幸福(GNH)」はブータンの基本理念だ。16歳で国王になった父は、物質的な豊かさを目指す従来の開発モデルが国民の幸せにつながるのか疑問に思った。・・・GHNは物質的な豊かさによって得るものと、持続可能な社会がもたらす価値のバランスを重視する。・・・調和のとれた社会を実現するには、経済成長以外の要素も必要だ。・・・経済成長も進み、最貧国群から脱した(注・国民1人あたりのGDPはインドなどよりも高い)・・・父が退位する直前に実施した国勢調査によると、国民の97%が幸福だと考えていた。・・・日本もGNHの考え方を取り入れてはどうか。・・・

ブータン王国王女
ケサン・チョゼン・ワンチュク氏
日経記事より
GNH(Gross National Happiness)
国民総幸福量 - Wikipedia

初耳の言葉だった。GDP(Gross Domestic Product)と対比させるために、わざと似たような言葉にしたのだろう。

この考え方は、自分も漠然と感じていたものだ。金は人が幸せになるための助けになるけれど、金だけでは幸せにはなれないと思う。ただ、だからといってGDPの追求をしなくていいかといったら、そうではないとも思う。

ブータンは国民一人当たりのGDPがインドよりも高いということは、GNHの追求もしながらGDPの追求もしっかりやっているということなのだろう。しかし、国民の97%が幸福だと感じているとは・・・すばらしい国だね。日本は何%だったか。確か、かなり低かったはず。

コツはGNHを損なわない程度にGDPを追求するということだろうか。まさにバランスだなぁ。

日本が今後どういった国になりたいのかを根本的に考える際に、ひとつの考え方として参考になると思う。本当は今すぐ考えないといけないと思う。

しかし残念ながら、このような高度な議論は今の政治のていたらくではとても望めないだろう。早くこういった根本的な議論ができる政治になってもらいたいと思った。

ところで、王女の「ワンチュク」という語感がカワイイね。

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