2010年9月1日水曜日

YouTubeのカスタムプレイヤーサイトで広告によるマネタイズをはかるには、もっと知恵を絞る必要がありそうだ

YouTubeのカスタムプレイヤーサイトで広告によるマネタイズをはかろうとした場合、まず考えるのが動画のメタデータをキーにして効果的な広告を出すということだ。

しかし、その方法は使えない。

YouTube API による収益化可能なアプリケーションの作成 - YouTube の API とツール - Google Code

・・・広告のターゲットが動画や動画のメタデータではなく、ページ上の動画以外のコンテンツに設定されている場合のみ広告を表示できます。・・・

というように、ガイドラインでは、動画のメタデータをキーにして広告を表示してはいけない、と書いてある。

ページのタイトルやディスクリプションによってそれなりの広告は出るけれど、動画のメタデータを使った場合に比べればその効果は薄くなってしまうだろう。


YouTubeのChromeless Playerは、再生回数が増えない、字幕が出せないなど、純粋なプレイヤー機能の周辺でいかに工夫しようとも、本家サイトのプレイヤーと比べれば初めから克服不可能な障害を持っていると言わざるを得ない。

琴線探査: YouTubeのChromeless Playerを使った再生で再生回数は増えるか?(確定)
琴線探査: YouTubeのChromeless Playerで字幕(Closed Caption)は表示できるのか?


だから、きっとYouTubeからの無言のメッセージはこうだ。

「単なるプレイヤー機能はYouTubeのサイトが引き受けます。開発者のみなさんは単なるプレイヤーを開発するのではなく、YouTubeが思いもよらないようなアプリケーションを作ってください。」

上の広告表示の制限を考えても、これを示唆していると思う。単なる動画の再生をメインとするサイトでは、効果的な広告を表示することは非常に難しいと思うから。


つまり、YouTubeのChromeless Playerを使ったサイトで広告によるマネタイズをはかるには、動画の再生機能は極力サブと位置づけた上で、動画や動画のメタデータ以外の情報が多く含まれるようなアプリケーションをデザインしなければならないということだ。

はたしてそれは一体どんなアプリケーションなのか・・・もっと知恵を絞らなければならないだろう。


ただし、マネタイズを開発動機のメインにするという誘惑に負けてはいけない。全てはまずユーザーニーズありき。そしてそのニーズを満たすアプリケーションをデザインする過程で、効果的な広告の表示も考慮するという順番を夢々忘れるべからず。

ユーザーはバカではない。そんな下心は、すぐに見破られてしまうのだから。