2010年5月7日金曜日

世界最短の詩「俳句」 文章における究極のミニマリズムだなぁ

ゴールデンウィークの混雑を思い出して、なんだか一句詠んでみたくなった。

「金の日々 人の波受け 忍ぶ日々」

ふむ。ところで俳句って、どんなものだっけ?日本人のくせして「5・7・5」と「季語」くらいしか知らない。再確認してみよう。

俳句 - Wikipedia

・・・俳句(はいく)とは五・七・五のモーラから成る日本語の定型詩であり、世界最短の詩である。・・・正岡子規・・・山本健吉・・・俳句の本質として3ヶ条をあげている。これが有名な「俳句は滑稽なり。俳句は挨拶なり。俳句は即興なり」・・・俳句とは「人間だよ」。(古沢太穂)・・・基本として「季語」を入れる・・・一か所、必ず「切れ」がある・・・余韻を残す・・・松田ひろむ・・・はっきりいって季語はあったほうがいい・・・季語は象徴となるイメージを与えてくれる・・・古池や 蛙飛び込む水の音 芭蕉 では、「古池や」の後で一呼吸、句の流れが切れている・・・川柳も俳句と同じく俳諧に起源を持つ五・七・五の定形詩・・・「季語」がない・・・「切れ」がない・・・「余韻」を残さない・・・注意六条・・・禁忌八条 ・・・感動を露出した句を詠まない・・・感動を誇張した句を詠まない・・・模倣の句を詠まない・・・


「世界最短の詩」

すばらしい。文章における究極のミニマリズムだなぁ。Twitterの140文字という制限にも非常にマッチする。もし、あまねく日本人が俳句でTweetしまくったら相当スゴイことになりそうだ。


「俳句は滑稽なり。俳句は挨拶なり。俳句は即興なり」

俳句にはユーモアやウィットが必要で、サクっと作るべき、というのはわかる。しかし「挨拶」とは何か?

どうやら、座の主に対して口上を述べるといった意味や、人や自然に対して会話を始めるといった意味があるらしい。(俳句用語) 挨拶は全てのコミュニケーションの始まりだ。「挨拶」をイニシエーション(仲間に入れてもらうための儀式や手続き)と捉えているのかもしれない。自然に対しても会話するというところが日本人だなぁ。


俳句とは「人間だよ」。(古沢太穂)

なるほど。これは言い得て妙だと思う。ルールだの型だのより、その人となりがいかに表現されているかが重要ということだろう。


川柳も俳句と同じく俳諧に起源を持つ五・七・五の定形詩

どうやら川柳は俳句の制限をより緩めたものらしいけど、俳句と川柳の見極めはムズカシイ。素人だし、川柳だろうと俳句だろうと、どっちでもいい。自分にとって大事なのは、この五・七・五のミニマルなフォーマットでいかに表現するかだから。


注意六条・禁忌八条

俳句には基本的なルール以外にもいくつかのやらん方がいいよ、というアドバイスがまとめられているらしい。

見てみると、これは普通の文章を書くときに役に立つことで、特にタイトル付けや広告のコピーなどを考える時に役に立ちそう。特に、「感動を露出したり誇張したりすべきでない」とか「パクるな」などは重要なポイントだと思う。


まとめ「ミニマルデザイン」

うーん。思わぬところで俳句・川柳に興味が出てきた。日本語、日本人のセンスってすごいな。

プログラミングでもなんでも、上達するには理論よりもうまい人のサンプルをたくさんみることだ。まずは正岡子規あたりをみてみようか。

俳句は自分が目指すソフトウェアに近いものがある。シンプルだけど奥深い。こういう考え方を一言でいうと「ミニマルデザイン」というらしい。Googleもきっと好きそうだ。
ミニマル - Wikipedia