問われる「ゲーム悪者論」 日本大学教授 泰羅雅登

日経09.08.16朝
・・・ローレンス・カトナー、シェリル・K・オルソン著『ゲームと犯罪と子供たち』・・・「問題行動を起こす子供が暴力ゲームを好む」のかもしれないし、「何らかの他の要因(家庭環境、社会環境等)が子供を暴力的にさせ、暴力ゲームを好んでするようにさせている」のかもしれない。・・・科学的な事実でさえ、解釈次第でまったく違った見方をする事が可能・・・ゲームは「はまる」ように作られている・・・特性を理解せずにゲームに子守りをさせてきた、ゲームを「知らない」世代の親は多いのではないだろうか。・・・関わり方については議論し変えていく事ができる。ゲームを「知る」人たちに求められているのはこれではなかろうか。

確かに。科学的根拠とされる統計や白書も、解釈を変えればいかようにも論を組み立てる事ができる場合がある。「科学的根拠」というものにも注意が必要だ。

「ゲームに子守りさせてきた」か・・・ファミレスに行くとそうかもと思う。親はケータイ。子供はゲーム。両方の利害がピッタリ一致しているのだが、それだけに薄ら寒い。

ゲーム悪者論も、ゲームを知る、ゲームをやって育った人が親になってきたことで、新しい世代に入っていくのだろう。

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