2009年5月15日金曜日

自殺、不況の影色濃く

日経09.05.14夕
・・・失業が原因だった人が前年より二割、生活苦が一割強増えた・・・事業不振による自殺も増加・・・三十代が過去最多・・・「就職失敗」も四〇.六%増・・・「失業者」や「年金・雇用保険等生活者」の自殺が増えた・・・グレーゾーン金利の撤廃など一定の対策が取られつつある「多重債務」などは減った・・・ライフリンクの清水代表は「自殺の原因は生活苦や健康問題などいくつかの要因が複合したケースが大半。どんな組み合わせが多いのかを分析し、対策の連携を図るべきだ」と話している。

30代の自殺者が過去最多とは。。。これは他人事ではない。

自殺理由を見るに、主に厚生労働省の管轄に思える。新型インフルエンザの対策も必要だが、日本の対策はうまく機能しているようで大事には至りそうにないし、そろそろ再び労働問題や社会保障問題にフォーカスすべき時期かもしれない。

特に「就職失敗」が40%増というのは強烈だ。多くは若者のはずで、将来を担う若い日本人が始めからやる気をそがれるような状況は、日本にとっても非常に不幸だ。

一方「多重債務」での自殺は減っているという。これは直接的ではないものの、金融政策が人の命を救えることもあるという興味深い事例。同様に直接的ではないものの、経済政策がうまく機能すればより多くの人の命を救う事ができるだろう。

清水代表がいうように、これらの間接的な対策と、より社会保障政策など直接的な対策を複合的にやっていけば、さらに多くの人の命を救う事ができるだろう。

まさに時代はSFCの言うところの「総合政策」か?いや、時代がというより、政治は元々総合的なものなのだろう。

しかし、政治は人の命と相当に関係しているのだなぁ。良い政治は人々を幸せにするというのは明らかだ。政治家というのは、なんと責任の重い重要な職業なのだろう。

次の衆院選挙がより良い政治への強力なブースターとなればいいのだが。