漫画家の絵 美術に昇華

日経09.05.11夕
・・・漫画家、井上雄彦・・・「バガボンド」は驚くほど台詞の吹き出しが少ない。「漫画の絵は(物語を補完する)記号にすぎないという考え方と、表現したいものを全部込められるという考え方。その中で僕は後者」と井上は語る。・・・荒木飛呂彦・・・まんだらけの中野店店長、辻中雄二郎は、「絵だけで勝負する描き手が多くなっている」と強調する。・・・田中久仁彦・・イラスト集「竜骨」・・・山田章博・・・


バガボンドの作者の井上 雄彦さんは「いのうえ たけひこ」と言うそうだ。人の名前は難しい。

小林よしのりさんの漫画は徹底的に文字を使うが、それとは逆に、できるだけ語らず絵で表現しようという方向性の漫画もあるようだ。

文字はすごく便利なツールで、例えば「苦しい」という事を単に表現するのには、ただ「苦しい」と書けばよい。ただ、それだけ簡単なため、それだけつまらない。「苦しい」ということを、絵や音楽、文章でいかに表現するかという苦労の中に面白みがある。

バガボンドは知っていたが、吉川英治の宮本武蔵を原作にしているとは知らなかった。語らず表現するとはいかなることか、一度見てみたいと思う。

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