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いろいろ考えさせられたオランダ国王王妃両陛下のご来日

日経14.10.30朝 宮中晩餐会に雅子さまら出席 オランダ国王夫妻歓迎 …皇太子妃雅子さまは11年ぶりの宮中晩餐会出席となった… 雅子妃殿下が11年ぶりに宮中晩餐会にご出席!ご回復の兆し\(^o^)/ オランダには、過去に雅子妃殿下を気遣って療養に招かれた恩がある。ひょっとしたら雅子妃殿下はご無理をされているのかもしれないが、逆にその無理をおすことができるようになったということは、やはりご回復の兆しと考えていいのではないだろうか。 英国にも心配されているようだし、一日も早いご回復を祈るばかりだ。 BBC News - Japan Crown Princess Masako attends first banquet in 11 years 一方、今回のオランダ国王王妃両陛下のご来日を自国の思惑に利用しようという動きもあり… オランダ国王、天皇主催の宮中晩餐会で「歴史」に言及 - Chosun Online | 朝鮮日報 …しかし、日本が自国に与えた侵略の歴史については全く譲らなかった。アレクサンダー国王は「先祖が残した誇らしい歴史もつらい歴史も全て継承すべきだ。第2次世界大戦当時、オランダの民間人と兵士が体験したことを忘れずにいる。忘れることもできない」と述べた。第2次大戦当時、日本軍はオランダの植民地だったインドネシア(当時は東インド)を占領し、オランダの兵士と民間人約10万人を収容所に監禁し、民間女性を慰安婦として強制動員したことを指摘したものだ。… しかし、オランダ国王陛下のスピーチの原文(英語)をみると、そのようなことをおっしゃってはいない。 Speech by His Majesty the King at the state banquet on the occasion of the State Visit to Their Majesties the Emperor and Empress of Japan, Tokyo - Het Koninklijk Huis So we will not forget - cannot forget - the experiences of Dutch civilians and soldiers in the Second World War. The wo

Android Wearは将来「病気発見器」になる

日経14.10.29朝 グーグル ITで医療 がん発見に着用端末 ナノテクと融合、早期診断 【シリコンバレー=小川義也】… ナノテクノロジー(超微細技術)を活用し、健康状態を分子レベルで監視。病気のわずかな兆候も見逃さないようにする… 研究部門「グーグルX」のライフサイエンスチームが担当する。 具体的には、がん細胞など血液中の特定の細胞と結合する「ナノ粒子」と、それを測定するウエアラブル端末を組み合わせる… ウエアラブル端末は腕輪型で、手首の内側の静脈にナノ粒子を集めてデータを測定する… 日常生活の邪魔にならない方法で健康状態を常に監視し、病気の兆候をいち早く見つける技術を確立するのが我々の目標だ… 「ウエアラブル端末は腕輪型」ということは、おそらくAndroid Wearの拡張版のことだろう。 ということは、Wearに心拍計が付いているのはこの技術に対する布石で、将来のAndroid Wearは病気の早期発見にも使われることになるのだろうと思う。 人の健康状態は究極のプライバシー情報と言える。Googleはそれまでも握ろうと言うのか… そしてその情報は、間違いなく製薬会社や医療機関への導線となる。現在のGoogleのメインの収益である広告以上の収益になるかもしれない。 Google…恐ろしい子w WIREDでも記事が出ていた。 グーグルが目指す「医療の革新」:ナノ粒子で癌や心臓発作などを早期発見するプロジェクト « WIRED.jp

干からびても生き返り、高温にも低温にも放射線にも強い細菌のDNAをエボラウイルスが取り込んだら…

日経14.10.26朝 ユスリカ 驚異の生命力 乾燥に耐える特殊な遺伝子 干からびても水をかけると生き返り、普通の生物は死んでしまう高温や低温に耐え、放射線にも強い…アフリカに住む昆虫のネムリユスリカはその代表格だ… 「乾燥無代謝休眠(乾眠)」…17年以上経ってから水を与えて蘇生した例も… 今年2月、宇宙飛行士の若田光一さんがISSで、乾眠状態の幼虫が入った容器に水を入れて観察したところ、100匹のうち6匹がサナギになり、1匹が成虫になったという… 乾眠状態では、細胞を傷つける氷の結晶ができなくなるため、極低温でも生きながらえる。放射線を浴びても水がないので、遺伝子などを傷つける活性酸素の発生が抑えられ、放射線にも強くなるという。 不思議なことに、成虫やさなぎ、卵にはこうした能力はなく、干からびると死んでしまう。では、幼虫はなぜ不死身になるのか… ネムリユスリカには、乾燥時に働く遺伝子が多数並んだ「遺伝子領域(ARId)があり… 乾燥に耐える様々な遺伝子はもともとは細菌にあったものだと考えられるという。ネムリユスリカの幼虫がすむ土の中には、細胞膜などを乾燥から保護する働きがあるたんぱく質の遺伝子を持つ細菌がいる。「幼虫が細菌を食べて、その遺伝子がネムリユスリカのゲノムに組み込まれたのではないか」… 細胞を乾燥保存し、必要なときに水に戻して使うことができるようになるかもしれない… (編集委員 西山彰彦) ネムリユスリカの幼虫は、対乾燥能力のあるたんぱく質の遺伝子を持つ細菌を食べてDNAに組み込みこの能力を得たらしい。恐るべき能力だ。 乾燥に耐えるということがポイントで、高温、低温、放射線にも強いのは、乾燥している(=水が無い)ことによる副次的なもののようだ。 気になるのは、その能力のソースがネムリユスリカ自身ではなく、「細菌」であるらしいこと。 エボラ出血熱のウイルスがある程度乾燥に強いことを思い出してしまった。もちろん、ウイルスと細菌は違う。 ウイルスと細菌の違い しかし、細菌ではないユスリカが細菌のDNAを取り込んでその能力を得たことを考えれば、同様にエボラウイルスが細菌のDNAを取り込んでその能力を得ることだって考えられるのではないか。 エボラウイルスがそんな能力を得る前に、すぐに撲滅しなければ。

香港で広東語を守るために歌ってデモする人たち

日経14.10.26朝 広東語 歌って守る 政府の「標準語化」に反発 中国広東省で「広東語」を守ろうという市民の地道な取り組みが続いている。国内の隅々にまで標準語を浸透させようとの姿勢を政府が強めるなか、町のあちこちに集まっては地元の言葉で歌を披露する… 地元広東テレビのニュース番組「正点報道」が今年6月30日から半月間、広東語ではなく普通話で放送した… テレビでの使用言語が一時的に変更された背景には、省政府が広東語放送の許可制を導入するといった動きを強めたことなどがあるとされる。 2010年…夏、広東語の使用を規制する動きに対し、数千人の市民がデモを繰り広げた… (広州で、桑原健) 香港で反政府デモが起きているが、どうやら最近に始まった動きではないようだ。 少なくとも2010年から広東語を規制して「標準語」を浸透させようという動きがあり、デモも起こっていたようだ。 言葉などの文化を同化し、やがて政治を同化する…侵略者の常套手段だ。 広東語は古き良き香港映画で親しんでいる。抑揚が激しくて、まるで歌っているような楽しい言語だと思う。 そんな言語を使う彼らのデモの一つは歌うことか。彼ららしいじゃないか。応援したい。