2014年7月27日日曜日

遺伝子組み換えお蚕さん 〜 養蚕業が再び日本の一大産業になるかもしれない

日経14.07.27朝 カイコが先端工場に 発行する絹糸や医薬品

…光って見える素材はシルク(絹糸)で、遺伝子組み換えカイコの繭から作った。クラゲやサンゴの蛍光タンパク質の遺伝子を組み込み…

カイコ3万匹分の眉は約50キログラムで、約8キログラムのシルクが取れる…

生態系への影響がないかどうかも調べる…

農業生物研が蚕の遺伝子組み換えに世界で初めて成功したのは2000年…

抗菌シルクや超極細シルク、医薬品の原料となる抗体などの有用たんぱく質の生産にも成功している…

免疫生物研究所は1日、遺伝子組み換え蚕が作るヒトコラーゲンを使った化粧品を発売した…

免疫生物研究所はインフルエンザワクチンの原料となるたんぱく質を作る遺伝子組み換えカイコの開発にも成功した…

遺伝子組み換えカイコが作る高機能シルクやたんぱく質は「人工血管や再生医療用のスポンジやフィルム、オーディオの絶縁材など幅広い用途がある」…

カイコは紀元前から飼育され、繭からとれる美しい絹糸で人類を魅了してきた。遺伝子組み換えカイコが新たな養蚕業を紡ごうとしている。(編集委員 西山彰彦)

日経記事より

先日、富岡製糸場が世界遺産となった。養蚕業、繊維業は日本の一時代を支えた産業だったが、残念ながら今はそうではない。

しかしここへ来て、遺伝子組み換えお蚕さんが再び日本の養蚕業、繊維業を違う次元で復興させる可能性があるようだ。

光るウエディングドレスとかはどうかと思うけど、抗菌シルクや化粧品、医薬品、再生医療用の素材などは非常に有望だと思う。日本は最先端のようだから、これは成長戦略に大いに組み込むべき技術だと思う。

しかし、お蚕さん3万匹で8キロか…大量虐殺だよね。しかし、お蚕さんはまさに家畜。飼育場所から逃げないし、成虫になっても飛ばないそうだ。

カイコは紀元前から人類と付き合い、結果として生き残ってきた。確かに単体で考えると可哀想だけど、種の全体として考えると、お蚕さんと人類は共生関係にあるのだと思う。

皇后陛下がカイコを「お蚕さん」と呼んでかわいがっておられるのは、そんな感謝の気持ちの表れだと思うんだよね。