2014年6月28日土曜日

中国軍機の異常接近は「現場の独断ではなく政府の意向」か「政府の意向ではなく現場の独断」か?

日経14.06.18朝 中国軍機、また独断か 自衛隊機に再び異常接近  訓練用の2人乗り説が浮上

今回は軍首脳の指示があったとの臆測もあるが、舞台裏の真相はそう単純ではなさそうだ…

異常接近したSU27が、「複座」と呼ばれる2人乗りだったとみられることだ…高度にコンピューター化されたSU27などの新型戦闘機は、1人乗り(単座)が主流だ…操縦に慣れていないパイロットと教官が一緒に乗り、訓練するために使われる…

昨年11月、中国が東シナ海に防空識別圏を設けてから、中国空軍の任務が急増した。養成が追いつかず、熟練していないパイロットも監視活動に当てている。今回の事件は、そうしたパイロットが教官と一緒に飛んでいる最中に起こした――。こんな見立てだ。真偽は不明だが、事実なら、問題は深刻だ…

米軍幹部は「中国軍は末端への教育が十分、行き届いていない」と日本側に説明、現場の独断による行動との分析を示している。

中国軍首脳は自衛隊と米軍を東シナ海とその空域から追い出し、中国の「聖域」にしようとしている。そんな上層部の強気な路線が、現場の危ない行動を助長している面も否定できない…

自衛隊や米軍への軍事的な圧力は強めていくが、いま、重大な衝突が起きるのは避けたい。中国側の対応からは、こんな首脳部の本音が浮かび上がる。

(編集委員 秋田浩之)

いつも2面にある「真相深層」というシリーズの記事なんだけど、その名の通り深いところを突いているっぽい記事が少なからずある。

別の人の話によれば、「現場の独断ではなく政府の意向だ」という。この記事は逆に「政府の意向ではなく現場の独断だ」というものだ。

まぁ、自分にはもちろん真実など分からない。ただ、両方の意見を聞くと

「中国政府の意向だが、現場の優秀なパイロットは足りていない」

という感じじゃないかと思う。

真実はどうあれ、現場の独断だという楽観はやめた方がいい。コトが軍事である以上、政府の意向であるという最悪のシナリオで対処すべきだろう。