菅野よう子さん曰く「そこに私というものはいない。」

日経14.01.06夕 菅野よう子さん NHK連ドラのサントラ発表 無意識の世界、音で描く

…放送中のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の音楽も担当し、サウンドトラックCD「ゴチソウノォト」を発表…

「曲を作るときは、私自身を表現しようとは考えていません。(アニメなどの)監督の本性や作品の魂を掘り下げ、自分を監督と同一化させて曲を作る。そこに私というものはいない。だから監督や作品ごとに、全く違った趣の曲ができるのです」…

海外にも熱烈なファンが多い。「無意識の世界には人類だれもが共有する何かがある。私が意識的にそこを掘ろうとしてきたからかもしれませんね」

「そこに私というものはいない。」

無私だ。先日フライド・プライドの横田明紀男氏も、「世の中にはたくさんいい曲があるんだから、自分が作ることはないかな」という趣旨のことをおっしゃっていたのと似ている。

ミュージシャンというのは自己表現するものだと考えがちだけれど、そうでないミュージシャンもいるんだね。思えば、ジャズ・スタンダードを演奏する人もクラシックを演奏する人も同じなのかもしれない。

「無私の中に個性が出る」というか?

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