2013年9月16日月曜日

マグリットの岩の見方。シュールリアリズムの意味。

日経13.09.12朝 浮遊する芸術十選 岡崎市美術博物館学芸員1 村松和明 マグリット「現実の感覚」

…巨大な岩石が唐突に宙に浮いている。「夢の世界を描いた」と思われるかもしれない。ところがマグリット意外にも、ここに「現実」を描こうとしたのである…
宇宙では、画面の中央上部に描かれている月も、今私達が立っている大地(地球)も、この岩と同じように宙に浮いている…
これは常識の枠に囚われて真の現実を見失いがちな人々への痛烈な批判である…

日経記事より

この絵は知っていた。でも、こういった見方をしたことは無かった。

単に「シュールな画だな」と。「ラピュタみたいだな」と。見落としていた。この絵を見る時には、あの三日月が重要だったんだ。

確かに、現実の地球では重力が働いていて、こんな岩が浮いているはずはない。

しかし、この岩は岩。月も単なる岩。この地球だって外から見れば単なる岩なんだ。

シュールリアリズムとは、ジョークでも幻想の世界を描いたものでもなく、よりリアルを浮き彫りにするためのものだったんだと感じた。

シュルレアリスム - Wikipedia