2013年7月21日日曜日

吉田昌郎元所長からリーダーシップ以外で学ぶべきこと

日経13.07.10朝 福島第1原発元所長 吉田昌郎氏 死去

2011年3月の東日本大震災の際、東京電力福島第1原子力発電所の所長として原発事故の収束作業で指揮した吉田昌郎(よしだ・まさお)氏が9日午前11時32分、食道がんのため東京都内の病院で死去した。58歳だった。…
原子炉を冷却する海水の注入中断を東電本店から指示されたが、注水を続けた…
昨年7月には脳出血を起こし、療養を続けていた…
東電はこれまで「被曝(ひばく)が原因で食道がんを発症するには少なくとも5年はかかるとされており、事故による被曝が影響した可能性は極めて低い」との認識を示している。

この速報を見た時、本当に「マジかよ!」ってなった。ご冥福をお祈りいたします。

彼は一国の存亡をかけた判断を、上からの指示を無視して現場の判断で行った。一体、どれだけのプレッシャーだっただろうか。想像もつかない。

結果正解だったから良かったけれど、もし間違いだったら・・・彼は永遠に英雄としてでなく国賊として記憶されることになっただろう。

でも彼にはわかっていたんだろう。「これが絶対正解だ」って。そして、もし間違った時のことも覚悟されていたはず。

話によれば、事故の数年前に防潮堤をかさ上げしなければならないという報告があったのに、それを先送りにしてしまったということがあったそうだ。

彼はそれを非常に責任に感じていた。その責任感があったからこそ、覚悟もあったのだと思う。

彼からリーダーシップを学ぶべきであることは言うまでもないけれど、もう一つ学ぶべきことは「疑問を感じたら解決を先送りしない」ということではないだろうか。彼も日本人がそう気付くことを望んでおられるのではないだろうか。

誤りはあった。ただ誤りといっても、もちろん彼だけの判断ではなく、組織としての判断だったわけだ。

そして、彼が決死の覚悟で日本を救ったというのもまた事実。

吉田所長、日本を救っていただき、ありがとうございました(`・ω・´)ゞ