マラソンすると脳が「偽の痛み」を感じさせるそうだ。逆に言うと、マラソンは自分の脳をコントロールする訓練なのかもしれない。

日経13.07.26朝 マラソンは脳との闘い 「偽の痛み」乗り越える

マラソンは自分の脳との闘いである…
主に100キロ以上のウルトラマラソンに挑んでいる東京医科歯科大学の泰羅雅登(たいら・まさと)教授…
脳が「危ない」「つらい」「怖い」「嫌だ」という情動を引き起こすのは個体の生存確率を上げるためだという…
「しかし、脳が偽物の痛みをつくり出してリミッターを掛けることもあるような気がする」…
調子が悪いなと思うと、ますます調子が悪くなるのと同じことらしい。「今日は絶好調」と自分に暗示をかけ続けたほうがいい…
つまり個体を守るために脳がリミッターを外すのだという。俗にいう「火事場のバカ力」とはこのことだ…
「走っているときは、つらくても笑顔をつくったほうがいい」…
「もう嫌だ」と思ったのに…間もなく別の大会にエントリーしてしまう…
長く走っている間のどこかで、脳が『これはいい』と感じることが起こっているのではないか…
脳はマラソンはつらいものだとわかっているのに、またランナーを走らせてくれる…

「肉体の限界だと感じても、実は脳がリミッターの手前で限界を感じさせているだけだ」、ということか。

実際そうかも。マラソン中盤で膝が痛くなることがよくある。しかし、走り続けていると痛くなくなることがある。

痛みが本当の炎症なら走って治るはずはない。炎症が進むだけだ。なのに痛みが消えることがある。ということは、脳がつくり出した偽の痛みだったのかも。

これはマラソン以外のことにも通じるかもしれない。「できない」と思っても、それは単に脳がサボりたいだけで本当はできるという(^^);

逆に言うと、マラソンは単に肉体の訓練というだけでなく、自分の脳をコントロールする訓練なのかもしれないね。

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