キングガズ曰く「数字に出ない役割もよく見たい」。でも、キングガズは甘えさせてはくれなかった。

日経13.05.24朝 サッカー人として 三浦知良 数字にできない役割

…お金の額や時間、人はみな数字に追われている…
すごくうまくて能力があるのに、その仕事を数字にできない選手もいる…
数字に出ない役割もよく見たい。DFなんて仕事を数字で残せない…
僕も1つ教えてあげた。「どんなに早く走れても、ボールの方が速いから」。味方との距離や位置を考えないと、どう追ってもボールには届かない。どう、いつ全力で走るか。数字だけでは見えにくい部分だ。数字を残すのがプロ。数字に表せないものを表現するのもプロ。僕は数だけにとらわれ生きたくはない。

「どんなに早く走れても、ボールの方が速いから」

これは自分にとってある意味耳が痛かった。というのは、「もし君にどれだけ能力があったとしても、一人では何もできないよ。もしできることがあったとしても、できることには限りがあるよ。」と言われている気がしたから。

「数字に出ない役割もよく見たい」

数字に出なくても、評価すべきものはあるのだと。その通りだと思う。しかし、これはしばしば甘えにもつながる。「オレは本当はデキる子なんだ!」みたいな。

キングガズは、そんな甘えを見越したようにこうおっしゃる。

「数字を残すのがプロ。数字に表せないものを表現するのもプロ。」

数は出さなきゃいけないし、数が出せないなら違う面で表現しろと。しかし、最後にこう締めくくる。

「僕は数だけにとらわれ生きたくはない。」

そう思う。数は出さなきゃいけない。でも、数が全てではない。

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